マスタング
エクスプローラーの試乗会の際、マスタングの『パフォーマンスパッケージ』という6速マニュアルの広報車があった。乗ってみたらシビれましたね。改めて借りて乗ってみた次第。スペックは418馬力を発生する5リッターV8ツインカムにブレンボのブレーキ、引き締められたサスペンションでございます。
フロントオーバーハングの短さがFRらしい
エンジン掛けた瞬間、シートからクルマ好きの魂を絡め取る液体が染み出てきたんぢゃないか、と思った。もうダメであります。V8特有のビートを全く隠そうとしない排気音は「気持ちよい」としか評価できない。シンクロに余裕ある感じのマニュアルを1速に送り込んでクラッチミートすると「ぐもももももも」。
トルクぶっとい! 2速、3速と早めにシフトアップしていくと楽しいの何の! 千回転+αでも加速は十分過ぎるほど。その気になってアクセルを踏み込めば418馬力! 速いっす! ただ流れに乗って走っているだけで楽しい。これだけトルクに余裕あると、妙にキモチが大きくなってしまう。
タワーバー付き
乗り心地は素晴らしい! ショックアブソーバーがキッチリ動いているのだろう。ロールの少なさからバネ&ショックアブソーバーの硬さが解るけれど、それでもアタマ揺さぶられることなし。超スポーティなのに快適だったりして。乗ればアメ車のイメージが根底から変わると思う。
永田にハンドル握らせてみたら、瞬時にハマッた。「これいいです!」とコーフンしてる。ウチのムスコはカマロに乗って「ダメだ! ハマッた!」と言った。永田はマスタングにハマッた。アメ車、恐るべし! 私もシートからニジみ出てきた液体にヤラれたらしく。欲しくなった。アカンぞ!
都内中心で8,5km/Lは立派!
オーディオだって素敵だ。低音をガンガン鳴らす。ハイボリュームでパンチの無いGT-RのBOSEなんか相手にならない。マスタングのオーディオでアメリカンポップス聞いたら最高でしょ! もし「刺激的なクルマが欲しい」と考えているなら、マスタングのハイパフォーマンスパッケージを! 530万円。25台限定だ。
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マスタング。
エンジンルームを見ても
贅沢に、そして、手のかかった作りになっていることが
よくわかる写真です。
キレイにまとめられていること
そして、
妙なカバーで全部覆い隠したりしていないこと
乗ってませんが
音も雰囲気も社内のオーディオも
唸らせる演出。
それがプロですもんね。
元気になったんだなって伝わります。
いつもながら師匠、ありがとうございます。
マジでやられた!
最新マスタングGT5.0―米国フォードが経営危機からの起死回生の一作として放ったこのマッスル爆弾、ゼロヨン11.7sec!!!!(フェラーリFF真っ青!)と平均燃費10.6km/l(米国流モードだが)を両立させており、ついリーマンショック冷めやらぬ2010年頃まで「メルセデス/BMWをリーダーに欧州車しか認めない―アメリカ車など国際競争の最前線から外れた、邪道な存在」などとほざいていた自分がいかに馬鹿らしいか痛恨の念さえ感じているほどだ。
かくもリーマン後の新生ビッグ3の撒いた種の数々が大きな実りを迎えている今日、彼らの集大成の一つである最新マスタングは「価格はVWゴルフR、性能はフェラーリFF/BMW M6」という世界に唯一無二のスポーツサルーンとしてvalue for moneyの王者となってヨーロッパ車に飽き足りない人間の絶好の受け皿に成長している辺り国産メーカーも真剣に警戒せねばならないと言っておく!
そうそう、「小生を本格的にアメリカ車に心開かせてくれた恩師」であるダッジチャージャー/クライスラー300兄弟、V8の363/370hpユニットが9km/l台(ボルボS60 T6や小生自身が所有するレクサスIS350と大同小異!)の平均燃費と抱き合わせに手に入る存在として並行輸入業界の人気メニューの一つとなっているのと同時に、サーブ9-5今やなく、イタリアのランチアテーシスまた然り、フランスのシトロエンC6は正規輸入を中止した今日におけるEセグメント個性派の一台としてもっと注目されておかしくない上、400万円台後半という価格帯ともども「適正価格とは何か」に対する絶対的な示唆に富んでいると思う。
中小型クラスではかの電気自動車シボレー・ボルトを皮切りに今やアルファロメオ・ジュリエッタをベースとしたクライスラー社の会心作「ダッジダート」と展開しているのを見るにつけシビック/カローラは太平洋に追い落とされてしまったのだろうか?今度こそ背筋が寒くなる時代だ!!
はじめまして。
4ヶ月前に国沢さんのブログと出会って以来、いつも楽しく読ましてもらっています。
今日のマスタングの”魂を絡め取る液体”の話は、思わず大笑いしました。
実は35年前、65年式のマスタング289のミッショ
ン車をホットロットにして乗り回していました。
その頃のことを思い出しました。
仲間にはトランザムやカマロ、バラクーダ、トリノなどがいましたが、ホーリーのキャブを付けたりラジエーターファンを取って電動ファンに変えたりしましたが、
トランザム455にだけはかなわなかったです。
その後91年に渡米したので92年式のトランザム、コンバーチブルを買ったのですが、これは大ハズレでした。
2000年代になってコブラなどが出ているのは知っていたのですが、アメ車はダメだというトラウマが・・・
でも今日の国沢さんのブログを読んで、これ、欲しくなりました。
個人輸入しなくちゃ!!!
国沢さんこれからもガンバってください。
小生もクライスラー系LX/LYシリーズ、GMキャデラックCTSにシボレー・コルベットC7と並ぶ「アメリカ車の最高傑作」2012年式フォード・マスタングGT5.0をこのほど入手しました、勿論1/64ミニチュアで(笑)。
アメリカはグリーンライトLLC社製の同モデル、ブレーズイエロー(ゴールド)のボディカラーでメリハリあるマッチョな面処理が一層引き立つ逸品だと思います。
国沢さんもパソコン机のアクセントに一つ如何でしょうか。