ミライはスポンサー全く付かずラリー出場断念(15日)
海外の自動車メーカーは「競技に出るのは当たり前」と口を揃えて言う。実際、極端に業績が悪化しない限り、様々なカテゴリーに出てきます。自動車ヒョウロンカも同じ。稼いだお金は全てクルマに使うべきだと徳大寺師匠から仕込まれた。かといって高価なクルマを買うという気にならない。若い頃は欲しかったし実際買ったけれど、もはや卒業した感じ。
そんなこんなで新しい技術使ったクルマでラリー修行です。普通の人からすれば「興味ない」だと思う。こらもう100%認識している。とは言え競技を続けていると、不思議なことに一定の評価をして頂けます。口先だけのヒョウロンカと、公式戦に出ているのは全く違う。競技に出ないジジイは只のジジイです。昨年なんかJAFの年間表彰式に呼んで貰いましたから。
3台とも喜多見さんの手作りです
かくして今年も作ったラリー車を有効に使おうとしている。ただ自分のお小遣いに限りがあるためスポンサーなど探す。するとどうよ! ミライのスポンサーが全く付かない。人気ないのね~。「トヨタに関わりにある企業なら」と探してくれる人もいる。それでもダメ。6月19日に高岡で行われるGazooラリーチャレンジに出ようとしてたけど断念しました。
まぁ私一人で燃料電池車をアピールしようとしたって限度ある。海外から「走らないか」というお誘いをいくつか受けているので、お金持ちなら持っていきたいトコロなれどテリー伊藤さんに「国沢君はドンキホーテだな」と言われ、我に返る。個人じゃ水素の充填もママならぬミライについちゃ負けです。その気あれば私よりはるかにお金持ちのトヨタが自分でやるでしょう。
一方、WRX S4はスポンサーも何とかなり、準備整いました。残る課題であるCVTの油温冷却は暑さ対策に慣れているタイで最終的な対策をする予定。デビュー戦は熱対策に追われる気がするけれど、酷暑のタイで行われるSS走って何とかなればCVTも上等である。距離のあるSSからアクセル全開率の高い高速SSまで条件厳しいコースばかりですから。
リーフは自分で競技に出る予算ないし、そもそも電池容量ダウンのためラリーは走りきれず。そこで小出久美子選手が全日本ダートラに出場して賑わせてくれてます。聞けばダートラ界で話題になっているそうな。本日も石川県の門前で行われている地方選の前走車を頼まれたとのことで走ってる。新しい技術が少しでも賑やかになってくれたら嬉しい。
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