リレーアタックの使用が確認された! 早い時期から警鐘鳴らした甲斐ありました(27日)

警察はやっとリレーアタックの存在を認めることになるだろう。大阪でレクサスの盗難未遂あり、残された防犯カメラの動画にハッキリとリレーアタックの様子が一部始終残されていたのである。驚くことに進化形のリレーアタック装置らしい。けっこう大がかりな「道具」を使っています。どういった性能持つか不明ながら、もしかすると深刻な状況になっているかもしれません。

露見した今回の件、スマートキーは家の中にあったという。スマートキーから出る微弱電波は最大でも70cmくらいしか届かないため、キーをドアや窓から1m離しておけばよい。今回1m以上離れていたようだ。なぜリレーアタック出来たのか? ANNニュースで流された映像を見ると、1人が大仰なバッグを胸に抱え、アンテナを手で持っている。可能性としては電波の増幅装置だ。

微弱電波を高性能アンテナで拾い、胸に抱えているバッグの中に増幅装置と中継装置が入っていると思われる。これならスマートキーから多少離れていても盗難出来るだろう。当然ながらこの1台だけ狙われただけでなく、被害に遭っているクルマは他にもあると考えるべき。またリレーアタック装置、今回の実行犯が作ったのでなければ複数出回っているということ。要警戒です。

赤ランプ付きは対応です

リレーアタックを防ぐにはクルマから降りたらスマートキーをリレーアタック防止用のポーチか(電波が漏れない素材で作られている。1000円以下で購入可能)、今まで書いてきた通り家の中なら缶に入れておくこと。電波を出さないモードになる機能付きスマートキーもある。スマートキーのドアロックボタンを押しながら、解錠ボタンを2回押し赤ランプが4回点滅すればOK。

例えばトヨタであれば2012年12月発売になったクラウン以降の新型車。スバルなら2016年のインプレッサ以降の新型車にはスマートキーから電波を出さなくなる機能が付く。どのボタンでもいいから押すと、再び微弱電波を出すようになるので覚えておくといい。繰り返すがリレーアタックは瞬時にロック解除になりエンジン掛かる。10秒あれば盗まれるので十分注意しましょう。

夜はラジオ日本で『ドライブ・ア・ラ・カルト』の収録。1月12日と19日(いずれも21時~)は松下センセに自動車税を語ってもらいます。松下センセ、半隠居状態ながら、まだ熱いモノを持っていますね。相当楽しかった~! ウルサイ御隠居としてもうしばらく頑張って頂きたいと思う。私ら、何の決定力も持っていないけれど、地道に訴えていくことが大切だと考えてます。

 

 

 

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