ルノーウインド
午前中原稿書き。昼に日本TVで夕方のニュース用の短いコメントを収録し、そのままルノー・ウインドの試乗車をピックアップすべく横浜へ。当然ながら日産のグローバル本社ビルの中にルノー・ジャポンもあります。日本に於けるルノーのイメージ、ここにきて急上昇中。売れ行きも好調らしい。
2人乗り
これまで輸入車は「たくさん売りたい」と考えてきた。そこで海外でたくさん売れるクルマを日本にも導入しようとしたワケ。けれど日本人にとって「普通のクルマは国産車で文句なし」ということを「クルマが好きでもないのにクルマを売っている人」は考えないのだろう。ルノーもそうだった。当然売れないワな。
しかし直近のルノーは全く違う。今回のルノーウインドにしても、今までのインポーターなら絶対入れなかったようなモデルである。しかも価格はフル装備で255万円ときた。笑っちゃうことにオートクルーズやオートワイパーまで標準装備。電動開閉式ルーフを持つクルマとしちゃバリューある価格です。
どうやったらこんな安く売れるのか? 例えばキーレスエントリー。日本と海外は電波帯が違ったり、キーレスエントリーで許される出力に問題あったりする。そこで普通なら日本仕様に変更するのだが、その金額たるや莫大。そうそうだ。セキュリティ機能と一緒になってますから。
キー部分のリモコンは使えない
上の写真はウインドのキーである。最初キーのスイッチを押していたが、稼働しない。壊れてるのか? とよく見たら、何かウルトラマンのようなオタマジャクシが付いてる。これ押したら「カシャン」。おそらくキーレスエントリーの電波を共用化し、そのほかの車種でも使ってるんだと思う。
今までの常識や原理主義だと「カッコ悪い」などと却下されてきた。でもクルマ好きならこういった対応で安くなるなら(日本仕様化を丁寧にやると簡単に100万円高くなる)、その方がずっといい。その他、日本で売るに当たって変更したブブンは最小限。そもそも左ハンドルのマニュアルです。
震災の時に物資を持っていった福島の方からお酒を頂いた。まずは下の『スノードロップ』(曙酒造)。日本酒のヨーグルト味、という感じ。とりあえずそのまま飲んでみた。美味しいです。女性でもイケちゃう。氷を入れてミキサーに掛けるとさらに美味しいらしい。明日の晩にトライしよう。
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ルノーのキーは原理主義云々でなく、ずっとこんな感じですよ。
私もカングーで使用してましたが、電池はすぐ無くなるわ、認識範囲は狭いわで、正直オーナーの評判よろしくありませんね。
ルノーいいですよ!
グッと沈み込む感じも◎
こんなコンセプトのクローズドボディの車が欲しい!様な、車重も軽くなるだろうし!。
コペンも(ユーノス・ロードスターも)クローズドボディを出して欲しいです。
このクルマはルノー…というか、フランス車だから許されるのかな?…と、個人的には考えてしまいます。
国産が出したら「デルソルの二の舞か?」で片付けられそうな気がします。
アメリカが出したら「なんじゃこりゃ?」で片付けられそうな気がします。
左ハンドルのMTのみというのはある種の潔さがあっていいですね。市場に媚びていないというかなんというか。
悪くないクルマだと思いますが、「オマエ欲しいか?」と聞かれたら、残念ながら答えはノーになってしまいますが…
何だかんだ言っても、
メーカー側のできるだけ安く提供しようとする姿勢は
買いだと思います。
軽自動車のガラパゴス化を指摘されていましたが、
これだけ円高が進んで、
グローバル化が中小企業にまで求められてくると
日本仕様そのものを考え直す必要があるのでは?
と思ってしまいます。
国をあげて、基幹産業の体質を強化し、
国力の維持を保つべく、すべてをひっくり返して
見直す時期にきているのではないでしょうか。
ぜひ、ゴーンさんとご対談を!
期待してます。
あっ、そうそう、スノードロップ。
おいしそうですね。
紹介された東北のお店で内緒で買って
カミさんにプレゼントします。
ありがとうございました。
ルノーもここら辺で新たな方針を打ち出し、中型セダンラグーナの2.0オートマや3.0ディーゼルターボ、ラグーナクーペの3.5V6(そう、日産製238psユニット!!)を日本市場に導入し、いずれも500万円未満で発売すればかつての「プジョー406の夢よもう一度」なのではないかと思います。
さて、ヨーグルト味の日本酒「スノードロップ」、小生もマッコリのヨーグルトカクテルを近所のいなげやでちょくちょく買って飲んでいるからにはまろやかな味で病みつきになる予感がします。
弾けるクルマとおいしいお酒―人の心を豊かにする存在には特有のオーラがありますね。