レクサスRC F、雨の富士スピードウェイで全開したら超チンサムです(28日)
あまりお付き合いのないレクサスながら、メディアの仕事でたま~に試乗します。考えてみたら直近で乗ったのはベストカーの取材で『UX』にちょろっと。『ES』出た直後に試乗記書くため一回り。その前は2年前にLC500乗ったくらいでしょうか。今回『くるまのニュース』に頼まれマイナーチェンジしたRC-Fに乗りました。試乗レポートについちゃ遠からずお届けしたい。
意外なことに開発メンバーがずいぶん変わっており、話をしていて久々に楽しかったです。試乗会も速度リミッター無し。加えて全く制約無く、面倒くさい諸注意すら無し! 最後の方は雨降ってシビアなコンディションとなったにも関わらず。やはりドライバーに一任です。最近こんなステキなサーキット試乗会など無かった。いや、ありましたね。それもトヨタでしたけど。
ただ乗り手は全てコース場で接近しても安心出来る顔見知りばかり。そしてコースアウトやスピンすらなし。一昔前はスポーツモデルのサーキット試乗会ってこんなんでした。これがレクサスの方針だというなら、少しばかり考え方を変えなくちゃならんかもしれません。少なくともレクサスの悪口ばっかり書いてる私が存分に楽しんじゃいましたから。
もちろん何の制約も無しに誰でも好き勝手に乗せろ、というんじゃないです念為。やはり富士の本コースで480馬力の後輪駆動車を全開で走らせたらリスクある。このあたりの塩加減を上手に出来るかどうかが、自動車メーカーの奥行きだと思う。ホンダみたいに「先導車付きで試乗をお願いします」といいながら、あらまの先導車全開! というのも個人的にはツボですが‥‥。
ちなみにRC F買うなら1404万円のパフォーマンスパッケージをすすめておく。ベースグレードより380万円ほど高いものの、楽しさの差はそれ以上ある。もはや5リッターV8のNAエンジンを味わうなら最後のチャンスかと。アイドリングストップすら付いてないこんな恐竜のようなパワーユニット、次世代の燃費規制も騒音規制も通らない。楽しむなら今のウチでしょう。
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