初冬の試乗会
朝イチで徳大寺師匠とエンジン誌の対談。以前も書いた通り師匠と対談出来るような立場になるなんて思っても見なかった。今後、何回こんな嬉しい経験が出来るか解らないけれど、楽しかったです。あっという間に2時間経過。ちなみに師匠曰く「人生の最後は楽しいレシプロと暮らしたいよなぁ〜」。
こいつも楽しいレシプロでがんす
終了後、河口湖まで移動し、FJクルーザーとラクティスの試乗会。イキナリFJクルーザーの仕上がりに驚く。もちろん高級なインテリア素材とか使っていないけれど、乗り心地やエンジンフィールが良い。足回りもシャッキリしており、これならロングドライブだって疲れない。ボートとかキャンピングカーなんか引っ張るなんて素敵。
上の動画は、あまりに和んだモンだからアップしてみました。ノンビリと初冬の林道を走っているのみ。これといったヒネりもなくツマらんです。決して安いクルマじゃないけれど、内容を考えれば高くも無し。いずれにしろ最近少数派になってしまった趣味性のあるモデルでございます。
もはや雪だ
ラクティスは非常に完成度高く、重箱のスミをツツいてもナニも出てこない。没個性ということでなく、良いクルマだと思う。チーフエンジニアはトヨタのドル箱になってる現行ハイエースを作った方。ちなみに1,5リッターより1,3リッターの方がCVTの仕上がりよくてオススメである。
私としちゃ非常に淡々とした1日でした。
<おすすめ記事>
FJクルーザー、林道ですがめっちゃ静かですね。
ラクティすも興味持ちました。今度、実車見てきます。
FJクルーザー 日本モデル出たんだけれど
何か今一北米モデルと雰囲気デザイン違うかな?
思うのは私だけですかね
やっぱり買うんなら北米モデルがカッコいいし欲しいです。。。
トヨタFJクルーザー、理屈抜きにその価格にノックアウトですね!
276ps/4.0L、1940kgの四駆が313万円、サイズを考えれば大勉強の価格ですね。それより何より、日本で組み立てられた純国産車(組み立ては姉妹会社・日野自動車羽村工場)である同車、3-4年前のプチバブルに湧いた時期に日本でも販売していたらそれこそ奪い合いで「ニュータイプのパーソナルカー」として人気沸騰していたであろうことを考えるに、トヨタというのもつくづく頭が硬いことが伺えます。
ともあれ「お客様第一主義」に戻った新生トヨタ、柔軟性を得て今後の新政策が心から楽しみになってきました。それは同社の最新FFコンパクト、ラクティスの煮詰められた完成度と絶妙なパッケージングを見ても伺えるのは確かです。
このラクティス、「全高1580mm」というサイズ自体画期的であるのと同時に「三列シート」に拘泥しないパッケージング、重心の低さと合わさって、欧州仕様のサスチューンを選べばメルセデスA/Bクラスやフィアットクロマ(※日本では未発売の1.8-2.2L搭載のDセグメント・ハッチバックセダン、但し全高は1600mm)もご用心の走行特性が期待できる筈です!
ラクティス、FJクルーザーとも「新生トヨタ」のファンファーレを告げる会心作であることは間違いありません。
それにしても件のFJクルーザーが0-400mを15.5-15.8sec程度でダッシュする姿(馬力荷重からは十分ありうる値だ)、ユーモラスなスタイルと相まって開き直った爽快さが感じられてなりません。