半日息抜き
用件は午後からなので、超早起きして前から一度試してみたかった沖縄での釣り修行でございます。といっても超大物を狙うには3時間くらいの距離にある浮き魚礁まで行かなくちゃならない。午前中だけじゃ無理。今回は東京で言えばキス釣りといった雰囲気のお手軽なグルクン釣りである。釣り道具やエサなど全て込み。
乗り合い船のハズだがお客は私一人。燃料代と船頭さんの利益を考えれば良くて終始トントンかと。マジメに釣らせてくれるのか激しく手抜きされるのか? 安謝新港を出ると昨日まで吹きまくっていた強風の波が残っている。少なく見積もっても30年落ちの小型漁船にとっちゃ手強い、かと思いきや、和船は案外タフだったのね。
波間に落ちると水のカベしか見えなくなるような状況の中、沈むんじゃないかと思える我がフネは16ノットをキープしてどすんどすん波を切り裂いていく。行程約1時間。慶良間諸島の入り口にある前島の横にアンカリング。貸し竿は使い込まれた超ベーシックなロッドに、本来なら水深10mくらいで使うリール。ダイジョウブぅ?
釣りが始まると、船長マジモード! なるほど! 乗船料は期待できないので、自分でサカナ獲ってペイしようという作戦に出たのだった! 少し当たり遠のくとマメに場所を変え、しまいにゃ30kgオーバーと思われる巨大魚をフック! 10分くらいファイトし、残念ながらバラす。続いて「アカジン」という超高級魚をゲット。
アカジンは最高級のハタで、下を見て3kg以上あった。1万円は軽く上回るかと。船頭の気合いに巻き込まれ、私も職業漁師気分。釣って釣って釣りまくる。いつもは食べられる量しか釣りません。結果、下の写真の如し。左から「アイゴ」。大きいのは不明。右が沖縄の県魚である「グルクン」。
最も大きいグルクンは40cm近い。普通、沖縄で食べるグルクンの唐揚げは写真だと一番小さいクラス。なかなか引きが強くて面白いです。那覇の宮城さんに家族分のグルクンとアイゴを持っていって貰い、残りは東京に持って帰る。グルクンの唐揚げ、マジにウマいです。
それにしても獲れなかったデガいサカナの引きを見ると「おれっちも釣りてぇ!」と思う。機会あったら3時間の浮き魚礁に行ってみたい、と思いながら帰港。午後から用件を済ませ、19時5分発のANAで羽田へ。到着したら隣のスポットにB787! 皆さんめざとく、あっという間に写真撮るヒト多数。
乗れるのはいつか?
久しぶりの沖縄はやっぱり楽しかった。1年に1回くらい訪れたいモンだ。されど大義名分立たない。最近仕事じゃないと「外出許可」が出ず。日帰りの釣りさえモンク出る。意外かもしれないけれど純粋な「旅行」って、記憶にある限り無し。仕事などで出かけた際、一生懸命時間を作って遊んでます。
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さすが!
沖縄釣行記、楽しく読ませていただきました。
グルクンもそんなに釣れたんですね。
さぞ、疲れやストレスもふっとんだでしょう!
アイゴ、私たちは「バリ」と呼んでいます。
自分は釣ったら、いけす等で生かしておいて
帰るときに、
はさみで毒のある背びれ等を切り取ります。
その後、頭に切り込みを入れ、
その切り込みに親指を入れて
「エイッ」って腹方向に裂きます。
すると、はらわたごと、引き抜くことができます。
そして、さっと海水で洗って
魚体が直接氷に触れないようにして
持ち帰ります。
こうすると臭みもなく、おいしくいただけます!
以上、バリの持ち帰りかたでした!
失礼いたします。
ご多忙な中・・・沖縄の海は最高でしたか。
新鮮な魚を海ごと味わう、まさに〜「ぬちーぐす」。
こんな時間の楽しみ方こそ命の薬ですね!。