国民の怒りはまだ小さい
10時から自宅で撮影。終了後、ニュースをチェックしていたら、高速道路の無料化が大幅に後退するという。何でも来年4月1日から実施されるの、北海道内だけなんだとか。北海道だって札幌周辺は混んでるっしょ。無料化したら、渋滞が発生するに決まってる。そこだけクローズアップして「ほら混んだ!」じゃ酷い。
同じ予算で無料化するにしても、交通量を前提に対象区間を決め、しかも全国規模で行うべきかと。私の『高速道路無料化は愚策か』で書いた通り、バイパスに代表されるムダな道路工事を止めるには高速道路の無料化しかありませんがね。というか、それこそが民主党のマニフェストのキモだったハズ。
ま、民主党の責任というより、自分じゃクルマに乗らない一般メディアの無責任な発言や、オレは庶民よりお金を払ってでも空いた道を走りたいという特権意識をふりかざす自動車メディアが悪いんですけど……。ただ最終的には国民全ての責任。どんなに厳しい状況になったとしても、自分が悪いことを認識しなければならぬ。
国民の半分くらいがニッチもサッチもいかなくなれば、我が国も変わると思う。ニッチもサッチもいかなくなる側に入らないよう、皆さん頑張りましょう。横田基地の米兵のコドモが道路にイタズラ目的でロープ張り、走行してきたバイクの女の子が頭の骨を折る重傷を負っても逮捕出来ない国ですから。
この手の問題は1人で怒っても仕方ない。100人で怒っても何も起きない。1万人だって国は動かない。これ「諦め」でなく世の中の道理です。今のところ事実を淡々と伝えるのが唯一出来ること。そういった意味での精一杯の努力はしていきます。皆さんが怒ってくれるのを気長に待ちたい。
そうそう。普天間の移転問題、以前も書いた関空の海側滑走路や、伊良部島の隣の下地空港を使ったらどうかという話が出てきた。勇猛果敢な海兵隊の出番は「有事」。普段は英語が通じるグアムで快適に過ごして貰い(それこそ何かの名目で援助すべき)、キナ臭くなったら下地空港を含む適当な場所を提供したらいい。
左側が下地空港。駐在期間中は伊良部島に予算面での配慮を
文句を言ってても世の中は変わらない。ただ頑張るのみです。巡行ペースの原稿書き。と思っていたら、夕食後「無理は招致ですが何とか本日中にお願いできませんか」というけっこうな量の原稿依頼が。頑張るしかありません。
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