国辱モノ

昨日台湾に着いたのは21時。ホテルを市内に取ったため、国光客運バスで台北駅へ。なんたって生まれて初めて訪れた外国が台湾で、1ヶ月も滞在したものだから、あまり不自由することなく動ける。最低必要な言葉も思い出す。バスの切符も台湾語で。すると「1枚ですか?」。日本語返し。う〜ん! ヤラレタ!

ホテル到着は22時。晩ご飯&般若湯が必要だ。探すと臭豆腐(ツァウタイフ)系の店しか開いてない! ワタクシ、パクチーとクサ豆腐だけは苦手でございまんがな。残るチョイスは『和民』と『ロイヤルホスト』ときた。コンビニもセブンイレブンとファミリーマートならいくらでもある。もちろん違う地域なら屋台もあるでしょうけどね。

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ヤマザキパンもある

時間が時間なので諦め和民へ。生ビール450円。焼き鳥5本で600円。ラーメン600円。日本と変わらず。マイッタのが隣の席のクソジジイだ。大阪市の職員らしい。大きな声で若手に自慢してる。曰く「総務に居たのでいろんな情報をもっとる。ナイショで上海に飲み屋を出してる。たっぷり財産作った」。

大阪市の職員は酷いという話は聞くけれど、こんな輩までいることに驚いた。しかも店員の台湾人に対し、めちゃくちゃ横柄。行儀悪い日本人は大嫌いだ。何より声がデカくて迷惑千万。これ以上無礼な態度を取るなら言ったろうやんか! とチャンスを伺いましたがな。微妙に一線は越えないあたりが公務員の世渡りか‥‥。

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日本ブランドが溢れる

驚いたことにTVも日本の番組そもののに中国語の字幕をかぶせている。音声は日本語のまんま。違うチャンネルにすると、違う日本の番組だったりして。私が初めて台湾に来た33年前は、こんなに日本を強く感じなかった。日本語を流ちょうに使う年配の方は多かったですけど。

翌朝、朝ご飯を食べるべく下の写真のような近所の小さいお店に行く。さすがの台湾人も朝からクサ豆腐はいかないらしい。とりあえず台湾の伝統的な朝飯である甘い豆乳スープと、ユージャオと呼ばれる揚げパン。店先に座ると、いい感じで対応してくれます。言葉が分からなくても問題なし。

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トラッドな台湾食

続いて『大腸麺』なるモノを食べる。暖かいソーメンにモツを入れたもの。美味しい。ここもタイと同じくお金がそれほど無くても楽しく暮らせそうだ。食後スタバへ。美味しい台湾フードは150円ほどで食べられるのに、スタバのコーヒーは350円する。なのにスタバも繁盛してます。台北駅周辺はスタバとマクドナルドだらけ。

よく朝鮮半島の人の『恨』を語る際、貧富の差の他「いろんな国から侵略されてきた歴史があるから」とされる。また、日本やタイのように、心のよりどころになっている皇室や王室が無いことも、朝鮮半島の人の根底に流れる『恨』の一因になっているとも言われる。けれど台湾だって王様は存在せず。

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ガンダム系でしょうか?

台湾は古くは先住民の島であり、その後、中国の属国になり、さらに日本の版図に組み込まれるという韓国に近い歴史を持つ。けれど台湾の人に『恨』の概念は無く明るい。どこに行っても日本の商品が溢れ、高級品は日本ブランド。日本のサブカルチャーだってそのまんま入ってきてる。

一昔前はエロジジイが大挙やってきて恥をさらしたけれど、馬総統になって壊滅させたため今や激減。むしろ台湾スイーツを求める女性観光客の人気を得ている。九份なんか若い女性にとっちゃ最高でしょ。日本と台湾の関係をさらに深めるにはどうしたらいいか、前向きに考えるべきだと思う。

良い気分で帰りの飛行機に乗ったら、またしてもクソジジイだ。二人連れだったのだけれど、CAに「ビジネスはガラガラだから知り合いを呼んでいいか?」だって。台湾CAはビシッっと断れない。3人くらいのCAを前に「いいだろ」と迫ってます。私の横を通ったCAに「日本人CAを呼んだらいい」。

すると早速やってきて「お客様。本日はビジネスクラスに空きがございます。差額をいただければぜひともご利用ください」。ここで「解った。払う。いくらですか」と、突っ張ればいい。けれど「そうですか」だって。台湾に居ると礼儀知らずの日本人を目の当たりにすることになる。悪い奴は過去にもいたろう。

大阪の橋下さんは、もう少し深く考えたらいいと思う。第二次世界大戦前も、欧米人にはモミ手し、朝鮮半島や台湾で傍若無人に振る舞った輩が少なくなかったハズだ。想像するだけで胸が痛くなるし、腹も立ってくる。そんな日本人を受け入れてくれる台湾の人達はありがたい。

台湾の人は「イヤな日本人より良い日本人の方が多いです」と言う。台湾に赴任したきた学校の先生は平等で困っている人を助けてくれた。心から尊敬できた、という話を33年前も至る所で聞いたことを思い出す。今でも台湾の人にやさしく接すると、嬉しそうな顔をしてくれます。

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4 Responses to “国辱モノ”

  1. Uka より:

    日本人CAを呼んで対応させるとは、うまい手ですね。
    でも台湾CAにもそのぐらいの対応ができるようになって欲しいです。
    ご存知でしょうが、コリアンの気質などについては、呉善花(オ・ソンファ)氏の著作もとても勉強になります。氏は済州島出身で20年以上前に日本国籍を取得されています。

  2. イザレ より:

    新型ゴルフ、座ったら、乗ったらもう「すごい!」の連発でしょう。安い!とも評価されるでしょう。クルマ好きならこれでしょ!?、、、
    でも、、総額で300万円になるクルマをポンッ、と買える層ではない私はやはり車格というものが購入の判断材料の結構な位置を占めていまして。そうなるとハンコ押す段になって「あれ?この値段ならマークX買えるんだよなあ」となります。
    こういう思考に陥っちゃうと「同じならマークX買って後からサスとブレーキとスタビとシートとナビとスピーカーいじっちゃったほうが満足しちゃうかも、、、(ここ大事!車のどの部分にどのくらいを求めるか、人それぞれ)と結論めいてきちゃうんですよね。
    250万円のすんばらしいファミリアとなんだかなあのマークX、、理想と現実のはざまで悩まされます。

  3. applefanjp より:

    器の小さい人ほど、自分を強く大きく見せようと吠えますよね。
    自分を客観視できない。さらに、相手意識がない。致命的です。
    さらに、海外にいる時は、日本人。日本人なんですよね。

  4. COLT より:

    よく我慢できましたね。
    国沢さんの心はゴルフ7の全幅以上です。その大阪市職員より、中川家礼二の「東大阪のネジ工場の社長」のほうがよっぽど節度ありますよ。

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