支払いラッシュ
このトシになって初めて知ることも多い。なかでも今年はうなぎ屋という「商売」に関わり始めたため、収支の厳しさが実感出来るようになってきた。ヒョウロンカくらい雲を掴む仕事だと、いくら貰っていくら払っているのか、税金の申告の時しか考えません。マイナスになってなければいいや、といった具合。
加えてヒョウロンカの場合、収入無いときは使わなければ出費も無し。寝てればいいワケ。されどうなぎ屋は毎月のように支払いがやってくる。赤字になると私のこづかいからモロに持ち出し。3月以降、月単位で見ると黒字なのだけれど、溜まっていたツケや税金の支払いなど考えると赤字のまんまです。
といった観点で口蹄疫にやられた農家を見ていると、気の毒でならない。もっと上手な対応策はないのか? と国に言いたいです。そもそも口蹄疫の清浄国である必要があるのか? というか素晴らしい種牛を失ったら、清浄国であっても輸出できる美味しい肉牛など当面は微々たるモノでしょう。
おそらく廃業する農家だって少なくないと思う。発生初期に十分な対策を行っていなかった農水省は、今やカンペキに責任逃れに終始している。そもそも役人は事業仕分けを見て解る通り、自分の仕事に関しちゃ最大限のバリアを構築するけれど、民間人となるとバッサリ。まぁそいつを許してきた政治家を選んでいた国民がバカです。
我が国は民主主義なのでみんなが選んだ代表によって政治は遂行されている。したがってハズレクジを引いた人も自分の責任なのだ。もちろん自動車メディアが構造的な不況で食えなくなっても、うなぎ屋が立ちいかなくなっても、こら自分の責任。せめてこういった流れを役人も受け入れろ! と言いたい。
昨日早い時間の沈没したため早起きして原稿書き。11時から中野で店番。給料日後なので忙しいかと思いきや、なかなか厳しいです。天気も悪く伸び悩む。5月も残り5日間。迫り来る支払いラッシュを乗り切れるか? 好天が続くことを祈るばかり。されど天気予報見たら週末は雨模様。辛いっす! 皆さん食べに来てください。
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農林大臣のコメントが冷たいですよね。
法律により処分しますなんていっても死刑執行の期限を守らない法務大臣とか選挙での1票の格差の憲法違反をほったらかしの国に言われたかないです。
しかし宮崎を切り捨てて日本の他地域の畜産を守るというのは本当に政治家の仕事だと思います。
隣の鹿児島も牛肉生産が活発だそうですからとにかく伝染を地域内にとどめるのが最優先ということでしょう。
口蹄病といわずに口蹄疫というくらい恐ろしい伝染力を持った危険な病気という事を国民に説明するべきでしょう。
少なくとも可哀相で何とかなる問題じゃないようですから。