日本の交通事故原因1位を知ってますか?(2日)
自動車ギョウカイから考えると、目標は「普通に走っていて事故を起こさない技術」を確立することだと思う。「移動の道具」としての機能を大幅に押さえ込んで徹底的に速度を抑え、歩行者が居たら必ず徐行するという、凶器のような扱いをしないでも楽しめる「相棒」にしたいのである。いつのまにか、日本は世界イチ抑圧的な運転を強いられる国になった。
タイに行ってクルマを運転すると、驚いたことに交通違反取り締まりをしている警察官を”ほぼ”見かけない。国際免許証が有効なジュネーヴ条約加盟国のため、交通法規は似たようなモノ。制限速度と信号赤でも左折(右側通行国だと右折)出来るかどうかのルールが違う程度。加えてタイは左側通行のため、何のストレスもなく走り出せる。
流れに乗って走れば危険は感じない
ただし交通状況はカオスである! 制限速度はあるのかないのか解らない。そもそも速度違反の取り締まりを見たこと無いから、限りなく自由なんだろう。一時停止は安全を確認出来れば厳密に停止しなかったらかといって捕まることなどないようだ。そもそも運転免許を持っていないで運転している人も少なくないと言われています。いろんな意味で自由だ。
こういった乗り合い車の運転手が免許持って無いことも
ここまで読んで「事故はめちゃくちゃ多いでしょ!」と思うかもしれない。確かに10万人あたりの交通事故死者は日本の8倍程度である。けれど大半がオートバイと長距離バスによるもの。オートバイも長距離バスもムチャクチャな運転をしてるから「さもありなん」といった感じ。乗用車と歩行者の事故死者の数だけで比べれば大差ないと言われてます。
調子に乗ってる外国人。事故さえ無ければOK
したがってタイでハンドル握っていると、驚くことは多いけれど渋滞を除きストレスを感じることなど皆無に近い。日本の交通違反取り締まり件数の25%を占める制限速度違反や、同15%を占める一時停止で取り締まられること無し! 考えてみれば日本だって事故原因の1位は「脇見運転」である。速度違反や、完全に止まった止まらないでモメる一時停止じゃない。
自由を認めてる国の方が民度高い
赤信号&一時停止標識を見て減速する機能、一方通行に進入した時の自動ブレーキ、居眠り運転時に路肩に停止する機能の3つを実現するだけで、死亡事故を4分の1くらいに減らせると思う。これらを全て禁止してるのは国交省なのだった。だから国沢光宏、アタマに来ちゃってるのでございます。
台風18号、コンパクトながら予想以上に発達し、沖縄を915hPaという猛烈な強さのまま通過する。瞬間最大風速80m! 250km/hで走っているクルマが受ける風と同じです。大きな被害を出さないことを祈ります。
<おすすめ記事>