楽しかった昨日と正反対。久しぶりにドン底気分です(18日)
昨日気合い入れて走ったこともあり身体中に痛みあるものの、気分は上々。今日もドイツの子供達に手を振りに行きましょう! スタート順は昨日よりグンと上位になった。WRCの場合、結果が翌日の出走順です。前の車両はJWRC登録の元気良い若手ドライバー。初日の成績を改めてチェックしてみたら、けっこう良い勝負になってました。
ということで前はイタリア人の乗るプジョーR2。その前はTMGで作った86のR3クラス。さらに前がWRC2クラスに相当するランエボ。ヨーロッパのターマックラリー出場初めてのロートルドライバーとしちゃ上々でしょう。ということで土曜日も慎重に走りながら、同じクラスのライバルと勝負してみたいと思った次第。
1本目の『アリーナ・パンツァープラッテ』は何度かミスしながらも、同じクラスのライバルと良い勝負! それじゃ39kmと長いパンツァープラッテでジジイの粘りを見せてやろう、と走り出したのだけれど、34km付近で驚くほど滑る下り坂があり、打つ手無くオーバーラン。巨大な石か鉄柱かの2択は後者を選び、ヒットしちゃいました。
下はパンツァープラッテの典型的なガレガレ路面。こんな路面に玉砂利みたいな浮き石が乗っていた右90度ターンでオーバーシュートしちゃったのであります。直後から全くパワー無くなる。ブーストが上がらない感じ。油温や水温は正常。出力4分の1程度になりながらもフィニッシユ。ターボ系のパイプ外れかと思いきや、そんな簡単じゃなかった。
とりあえず走れる。チームに相談すると「たぶんインタークーラーが割れたんだと思う。そのまま走るとエンジン壊れるからデイリタイアしましょう。そのままパワー掛けずにサービスまで走ってきてください」。ということで本日これまで! 修理すれば明日も走れるけれど、4分のペナルティになります。なによりデイリタイアした自分に納得できません。
ラリーでのリタイアは非常に少ないため(直近だと2012年のキングスカップの最終SSでの派手なコースアウトとリーフで出場した全日本ラリーの電気不足のみ)、悔しくて仕方ない。新車を貸してくれた上、一生懸命バックアップしてくれているMスポーツの人にも申し訳ない気持ちで一杯です。直近の10年で一番悔しい思いをすることになった。
ちなみに鉄の棒がインタークーラーの金属パイプを完全につぶしていました。上の写真のドリルの先っちょです。当たり所が悪かったのだろう。運気の悪さが出てしましました~。解ってたんだからもっと抑えろ、と思うでしょう。その通りです。ただヘルメットかぶってフルハーネス閉めたら、やっぱり恥ずかしい走りは見せられない気分になっちゃう。
パンツァープラッテ、スンゴイ観客の数ですから。最悪じゃない点を探すとするなら、ダメージが小さかったためサービスに戻って修理完了。また出走できる。WRCの場合、デイリタイアしてもペナルティタイムだけ。明日こそ慎重に走って壊さないようにしたい。
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