経産省のいいなりのメディアが多いっす!(13日)
電動アシスト付き大型ベビーカーに関する記事やSNSが多数出回り始めた。この件、発端は経産省が自信満々で始めた「グレーゾーン解消制度」から始まっている。オタンコなのは「グレーゾーンを無くせる」と考えてること。優等生の発案なんでしょう。世の中な~んにも判ってないです。
自動車だって制限速度以上はグレーゾーン。そいつを無くそうとしたら、実状に合わせた制限速度設定からしなければならない。文化が進んだ社会だとグレーゾーンは広い方が民度高いと思う。シンガポールなんかガムを持ち込んだら吐き捨てる輩いるからと輸入禁止です。笑える。
興味深いことに幼児を持つ一般人は経産省の判断に批判的。どこにベースを持っているか不明な記事を読むと(忖度してるってこと?)、経産省に好意的である。例えば下の記事。「買わなければよい」と結ばれているものの、現在使われている大型ベビーカーを全く考慮していないようだ。
今回の判断に於ける最大の問題点は「全幅70cmを超える電動大型ベビーカーは小児用のクルマに該当せず人力車と同じ軽車両」と発表したことにある。大きさの違いだけで軽車両になった。つまり、これから買う大型ベビーカーだけでなく、すでに使われている大型ベビーカーも人力車と同じ軽車両に含まれる可能性があるということ。
これはダメらしい。安全そうなのにね!
ということで現在販売されている2~8人乗りのベビーカーを探すと(yahooの検索で大型ベビーカーと入れれば多数ヒットする)、全幅70cmを超えるタイプが大半を占める。というか車幅70cm以下だと左右の安定性に問題を抱えてしまうため、80cm近いのが普通。今回の発表でこういった大型ベビーカーも全て人力車になってしまう?
もう少し掘り込むと「これから買う」でなく「現在使われている」大型ベビーカーの大半が人力車か? 70cm未満の大型ベビーカーなど1~2モデルしかない。すでに現場では「ウチの大型ベビーカーもダメか?」という声も出ている。「明日はお散歩出来ないね」になったら可哀想なのは子供。
最初の記事でも書いた通り保育園などには「守らなくてもよい」という判断をして欲しいけれど、道交法違反となれば公的な施設は大いに悩むことだろう。こうなればぜひとも経産省に「先の発表は説明が足りませんでした。大型ベビーカーは小児用のクルマに該当します」と発表して頂きたいと思う。
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