自動車メーカーは信じられるか?(8日)
先日「リレーアタックについて取材したら何の情報も教えてくれなかったメーカーがある」と書いた。当然の如く不祥事や不具合出た際、都合悪ければダンマリを決め込まれる可能性大。今までの自動車業界では考えられない状況になるもしれない、と心配になった。
今回、三菱自動車の対応に衝撃を受けた。一昔前なら広報ルートがダメでも、直接技術系の役員レベルに聞けば何とかなる。いや、そもそも広報ルートで情報出てきた。されど不祥事出してからの人事移動により連絡取れる人はいない。そんな中、広報に聞いたら「すぐ調べます」。
広報はキチンと対応してくれようとした。されど開発側に問い合わせたら「そんなこと答えなくてもよし!」だったようだ。前述の通り、相川社長が居なくなって以後、ダイレクトに聞くルートもない状態。結局、三菱自動車についちゃ最後までスマートキーの情報を得られず。
クルマは命や財産が掛かっているので、信頼関係を失ったら乗っていることも怖くなる。大いに気に入ってるアウトランダーPHEVながら、ナニかあったら隠されると思うと心配になってきた。人にススめるのもやめようと考えてます。信頼性に自信を持てないですから。
現時点で広報が無回答だったとしても違うルートから情報を得られると考えている自動車メーカーは、トヨタとホンダ、マツダ、スバル(もしかしたらスズキ)。日産と三菱自動車、ダイハツ(やってみたことないので解らないと書いた方が正確)は隠された場合、情報入手が難しい。
無回答だったホンダはどうか? 少なくとも私が依頼した広報担当についちゃ正しい情報を出してくれようとした。先日、この件を研究所の上層部に聞いたところ「隠すようなことはしないです」。ユーザーにとって必要と思われる情報は出すのが当然という意識。
したがって上層部に聞けば回答を得られたワケ。中間に入った誰かが無回答という選択をしたのである。されど全ての疑問を直接聞くというのも手順としておかしい。広報がキッチリと開発部門とコミュニケーション出来ないと、何かの時に大きなダメージを受けると思う。
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