自動運転にとって最大かつ、もしかしたら勝てないライバル達が実証試験を始める!

新潟県の山古志村で住民同士が移動の助け合いをするという乗り合い自動車の実証実験を始めた。これ、ついにパンドラの箱を空けちゃったかもしれません。ちなみにパンドラの箱を空けると厄災がたっくさん出てくるものの、最後に希望が残るという素敵な話です。乗合自動車、お年寄りにとって最も素晴らしい移動手段だと私は主張してきましたから。

山古志村で始まった実証実験

詳しく紹介したい。どんな小さい村でも、病院や買い物に出掛ける人はいる。そのクルマに病院や買い物に行きたい交通弱者を同乗させることが出来たなら、極端な話、ガソリン代だけ出してもらえばクルマを出した人にとってメリットあります。例えば10kmの移動をイメージすると200円くらいでしょうか。このコスト、破壊的! タクシー全く勝てない。バスだって勝てません。

ましてや現在開発中の自動運転車じゃとうてい実現出来ないコストである。しかも自動運転車、家の前まで行っても、買い物に行った先でも待ってるだけ。高齢者の乗り降りの介助なんか無理。乗り合い自動車であれば、身体が不自由でも乗り降りの介助をしてくれるし、買い物先だって乗せる人を探してくれることだろう。このシステムを役所が認めてくれたら皆さんハッピーになる。

とはいえバスやタクシーが稼働している地域でこういったシステムを認可したら、公共の交通手段は成り立たなくなり、もっと不便となる。したがってバスとタクシーが地域から無くなった地域限定で良いと思う。秋田県の上小阿仁合村でも違うタイプの実証実験が始まってます。こちらはゴルフ場で使われている「路面に埋めた誘導線の上を走る自動運転車」だ。有用だと考える。

速度低いが、お年寄りの移動手段として考えたら十分! 道路に誘導線を埋め込むだけでどこにでも行ける。ゴルフカートでの実績だってあるから不安無し。カメラ付けておき、異常あった時に管理者が対応すればよかろう。こういった簡易式自動運車と乗り合い自動車で交通システムを作ったら、皆さんハッピーになるんじゃなかろうか。政治と行政、頼んますよ!

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