雑感
例年7月に入るとうなぎ屋は急激に売り上げが伸びたもの。しかし今年の状況を見ると極めて厳しい! 例えば昼間の営業時間のお客さん、10組に届かず。今日は夜も7時くらいまでが〜らがら。8時近くなってパタパタとお客さんが来たものの、3人組で1300円の白焼き食べて日本酒2本みたいな状況。
そもそも爺さんがやってた頃は白焼きやうざくなんかもメニューになかった。お酒だってビール1本。日本酒1本の限定。それじゃ売り上げが厳しくなったため、メニューを増やしたのだけれど、結果として粋なお客さんは増えず。こらアカンです。ということで明日から売れ行き落ちても鰻重1本で行きたい!
お酒もお一人様ビール1本の日本酒1本にします。値上げしてからコッチ、うなぎは「高くてもいいので良いモノだけ持ってきてください」。うなぎ食は文化だ。妥協しないで良いものを食べてもらいたいと考えます。現状の仕入れ価格なら利幅少なくとも値上げもしないで突っ張ってみようかと。
ちなみに叔母は元気であります。お金の工面から解放されたためか、怒らなくなった。2年前までの叔母を知っている人なら信じられないほど穏やか。もちろん薬で落ち着いている、ということでもない。たまにお昼を食べたり甘い物を食べに連れ出すのだけれど、終始ご機嫌。このままの余生が続くといいな。
一方、あと5年は修行しようと決めた私の方が厳しい。打ち合わせで盛り上がって「よしやろう!」となって動き始めたのに「ごめんなさい」ばっかり。上に登ってハシゴを外されるような流れの連続にある。動き始めたモノは止まらないから(止めたらそれこそ粋じゃない)、お金が掛かる話になっても続けなければならない。
世の中、前言撤回は恥ずかしいことじゃなくなったのかもしれません。というか盛り上がった話を続ける方がアホなのか? いろんな意味で夢を見られない御時世になった。とりぜず始めちゃった話は意地を張るのみ! カッコ悪いことはしたくない。とか言って、またぞろ読者諸兄に泣きつくかもしれません。
この3年一番エラいのは、やりたいことをさせてくれている読者の皆さんです。
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初めまして。いつも楽しく拝見しております。
最近美味しいうなぎを食べていないので、
そちらに伺ってみようかと思っております。
お店はどちらでしょうか?
今年もラリー参戦、間違いなしですよね!
みんなで応援します!
それも大事ですが、
叔母様の平穏が一番ですよね。
鰻はもう絶滅に向かっているとの見解も。
自分で調べたものではないですがこんな資料がありました。
ニホンウナギがどれぐらい終わっているのかについての図 – Muchonovski always get it wrong
http://muchonov.hatenablog.com/entry/2013/07/03/210532