難航していた三菱造船の大型客船ついに完成! 目出度い!(15日)
本日、全く役に立たない内容です。工事が遅れに遅れた上、3回も不審火を出し、しかも受注額の1,5倍という赤字になるキビシイ修行となった三菱造船ながら、本来なら昨年3月完成予定だった『アイーダプリマ』がやっと完成した。下はCG。フネにあまり詳しくない人でも「あらら?」と思うだろう。そうです。船首の形状が普通の客船と全く違うのだ。直立船首という。
いくつかメリットあるのだが、客船に於ける最大の効果は「一回り大きなフネと同等の安定性を持つ」ということ。フネの場合、水線長(水に接している部分)長いほど波で揺れない。下のフネは通常のカタチ。フネの全長は舳先からなので、10mくらい空中にある。全長300mのフネでも水線長290m程度。三菱造船は300mのフネで300mの水線長を持たせた。
逆に考えれば310m級のフネと同じくらい揺れない、ということ。現役の客船では唯一のカタチである。いやいや思い切った設計でございます。なるほど三菱造船が「1番船と2番船は赤字でも受注しよう!」と思ったのは理解出来る。もし評判よかったら、このカタチが人気になる可能性ありますから。設計の気合いと造船所サイドの気合い折り合わなかった。残念です。
たった10mと思うかもしれなけど、全然違うのであります
最近世界的な規模でクルーズツアーが人気らしい。10万トンを超える大きなフネが続々登場したため、大幅にコストダウンしているのだとか。B747の就航で海外旅行が身近になったのと同じ理由らしい。宿泊費と食事代、さらに移動コストまで含んで1人あたり1日2万円程度の客室も珍しくないのだった。一週間の旅行で14万円なら確かに何とかなりそう。
本日、早起きしてビッチリ原稿書きでございます。忙しい時は遊ぶことを考えると回復する。仕事終了後、ネット通販でオーダーした『シェッファーホッファー』という本場のヴァイツェンを。こらイケますね! 私が最近深く愛す上面発酵&小麦ビールの上玉である。ベルギーの『ヒューガルデン』とドッチがウまいかと聞かれれば「う~ん!」。両方ステキだ。幸せっす!
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