雪道のリーフ

朝からリーフの雪上試乗会。新しいパワーユニットなので雪道も試してみて欲しい、ということであります。確かに電気自動車で雪道を走ったことはない。関越道のSAに急速充電器が入れば私も新潟に行ってみようと思ってました。開発チームと広報はリーフのアピールをキッチリやろうと考えている。

ということでクローズドされた雪道を当然の如く全開で走ってみました。動画は「路面が磨かれちゃうのを防ぐためVDCをオンで走ってください」だったので80km+αくらいしか出てないですけど‥‥。ちなみに最後にVDCオフで全開したら110km/hくらい出ました。スノーラリーのSSっすね。

FFながら前後の重量配分がFR車に近い。しかも重いバッテリーを低い位置に搭載しているためバランス良い。アクセルレスポンスの鋭さも魅力。タイヤが同じだからハンデだって無し。タイム計測したら2リッター級のスポーツモデルより早いと思う。近い将来、電気自動車はラリーにも出てくるかと。

ほとんど制約のない試乗会だったにもかかわらず、コースアウトしたリーフは無し。普通、雪道の試乗会をやると、必ず1台や2台は雪の壁に突っ込む。参考までに書いておくと、雪道はECOモードがおすすめ。パワーの立ち上がりがマイルドで扱いやすい。VDCはカットしても十分コントロール可能。

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                         写真撮影は諸星陽一さん

今回は行きも帰りもエアドゥ。ANAやJALの場合、羽田は基本的に滑走路で一旦停止。エンジンの回転数を上げ左右のバランスが取れたことを確認して離昇出力にする。昨日は誘導路から滑走路に左折し、止まらないまま離陸に入った。これ、ローリングテイクオフと言います。

左右のエンジンの出力が合わないとタコ踊りの原因になる。離陸に失敗して事故になったケースも多い。実際、昨日などイッキに離昇出力へ。2回くらい大きく蛇行して怖かったっす! 旭川空港の着陸は地面効果のためギアが地面に付きそうな高度のまま4秒くらい滑走路と並行して飛んでた。少しヒヤリ。

ローリングテイクオフを豪快だと言って好む人もいるけれど、せめて両側のエンジンがスタビライズ(均衡安定)してから離昇出力にして欲しいです。それ以外は不満無し。機内サービスも暖かいコーヒーが無料で出るし(ANAは有料かつマズい)、キャビンアテンダントだってやさしい。

羽田着21時35分。混雑した昼間だと気づかないけれど、羽田空港は職員から愛されていると思う。いろんなトコロに気遣いがある。トイレもキレイ。私が知る限り世界一快適な空港だと考える。だから羽田にはいつも早めに行きたくなるのね。駐車場でフル充電したリーフに乗って帰宅。

松下宏さんの日記を見たら、またぞろツマらんことを書いている。以前、歩いて移動しちゃイケナイ規則になっている地域(空港もそう)を2分間/最高速20km/hで移動する構内バスに乗った際、シートベルトを締めろというから「?????」と言ったら100年コレだ。困ったモンです。

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3 Responses to “雪道のリーフ”

  1. applefanjp より:

    雪国のリーフオーナーの皆さんにとって
    参考にもなるし、勇気づけられるレポートです!
    それにしても
    師匠と松下さん、仲良しなんですねぇ。
    リンク先の松下さんのブログを読んで
    ニコリとしてしまいました!

  2. あお より:

    松下宏さんの日記面白いですね
    なんとなく国沢さんの事が好きなのでは?
    と思ってしまいます。
    将来は、石原都知事と立川談志さんの様な
    かちあっても良い関係で観客を楽しませてください。

  3. Rotarycoupe より:

    スタンディングテイクオフの本来の目的は離陸距離を詰めるためですが、混雑した空港の場合、先行機と間を取るために半ば必然となります。左右の出力を合わせるためではないです。ローリングテイクオフでも出力を2段階に分けて上げれば左右の不均衡は押さえられますから。
    考えられるとすれば燃料の節約のためにあえてローリングテイクオフしているのかもしれませんね。そういえば日本ではいつの間にか逆噴射しない空港が多くなりました。降下時のスポイラーもほとんど使わなくなっています。いっぽう中国では未だにスポイラーも逆噴射も使っていて、パイロットの技量の差が出にくいように感じます。閑話休題。
    対向車の心配がない雪道はとても楽しそうですね。機会があればぜひ走ってみたいです。

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