電気自動車厳しい買い取り相場。リセールバリュー悪いクルマが売れた歴史無し!(5日)
やはりリーフに限らず電気自動車のリセールバリューは厳しいかもしれない。知り合いがテスラ・モデルSの『85D』を手放したいと買い取り値を業者に聞いたところ、なかなか良い返事を貰えなかったという。いくつかの業者は値段を出してきたけれど、超厳しかったそうな。
確かにカーセンサーで85Dの中古車を探すと、729万円から売り物がある。普通、この手のクルマは100~150万円くらいマージンを乗せるのだけれど、テスラの場合、もっとマージン取る? ちなみにオプション無しのスッピンで販売された新車など”ほぼ”無く、私がレースで乗ってるのは1379万円!
たった2年で1300万円が半額以下になってしまうということ? 同じような価格帯のポルシェ911だと900万円くらいで買い取ってもらえる。しかも911ならこれからの値下がりも緩やかだと思うが、モデルSは実績無く、どうなるかまったく予想出来ない。電池ヘタるというイメージなら、厳しいかと。
リーフも相変わらず悲しい。372万円だった2015年式の『G 30kWh』は、今や下取り査定110万円前後! 未だかつてリセールバリューが激しく悪いクルマで売れたことなど無し! 電気自動車を売りたければ、まずリセールバリュー対策をしなければならないと考えます。
リセールバリューと言えば、今まで「厳しい!」と言われてきたマツダ車はどうか? 2015年式のCX-5の自動ブレーキ付きディーゼル(新車価格326万円)の中古車相場は169万円。170万円を少し切りお買い得感を出そうという価格だ。オークションなど見ると120万円前後。
同じ年式のハリアーは、燃費悪い2リッターガソリンの『エレガンス』(新車価格307万円)で中古車相場230万円前後。オークションだと190万円前後となっている。つまりCX-5を買った人は2年間で200万円値落ちし、ハリアー買った人だと120万円の値落ち。マツダの売れ行き伸びない理由です。
テスラの場合、買うのは超お金持ちなのでリセールバリューなど気にしないと思うけれど、マツダについちゃ何らかの対策をした方が良いと考えます。
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