震災から1年

大地震から1年。どう楽観的に評価しても順調な復興状況とは言い難い。直近の課題となっているガレキの処理だけれど、被災直後から現地に焼却施設(発電とお湯の供給も出来る)を作るべきだと書いた。運ぶ効率を考えればその場で処理すべきだ。「ガレキが無くなるまで」と限定すれば環境評価だって簡易でいい。

電力不足は代替エネルギーを早急に立ち上げるべきだった。ここにきて漏れてくる原発事故のデタラメな安全基準など考えれば、継続など無理。なのに地熱発電などの建設を進めず、原発の再稼働なんか考えているようだ。民主党の危機感の薄さを見ると、エネルギー問題の方向性が決まるまで2年以上掛かりそう。

航空法の改定なんかも行っていないので、明日大きな地震あっても米軍が来てくれないと物資を運べない。民間のヘリばかりか自衛隊のヘリすら食べ物や水が無くて困っている人より、自分や組織を守らなければならないのだった。ということが起きたのだから、法律を変えなければなるまい。

被災地の状況も混沌としてます。「仕事がない」と困っている被災地の人もいれば、空前の利益を上げている人もいる。大手のメディアは悪い情報を全く伝えないけれど、いろんな事象が酷いことになってます。復興予算も消費税の増税を前提とするというのだから恐れ入った。復興と増税は別でしょ。

明日はもっと腹立つ情報の数々を見ることになると思う。

<おすすめ記事>

3 Responses to “震災から1年”

  1. ガレキ より:

    ガレキの処理すすまない。かといって東北以外の都府県に呼びかけて処理するのも無駄な苦労だと思う。
    関東大震災の横浜のガレキを埋め立てて山下公園ができた。今回の東関東大震災で沈降した土地が多い。埋め立てと海岸線に防波堤となる山を築いたらいい。
    ガレキ何百kmも運んで燃やして灰にするのは愚かだと気づいてほしい。

  2. applefanjp より:

    昨年の今頃、テレビにかじりついて
    ツイッターで有効な情報を見つけて
    リツィートをしていました。
    表に出てくる姿と
    様々な事象に垣間見えるいろいろな思惑
    その思惑が人々を分裂、分断させている。
    報道ステーションで
    長渕さんがおっしゃっているように
    何を信じていいのかわからない。

  3. 真鍋清 より:

    震災から一年、被災地では日常生活さえままならない人々がおり、中でもTVでは両親をなくした「18歳坊や」が「自分は是非政治家になりたい―東北の復興と産業基盤をまとめたい」と大真面目に発言していたのには強い刺激を受けた!
    片や小生、「レクサスハイブリッドのリミッター解除云々」でイライラしている現状、東北地方の3月の現状が如何にショック療法になったことか!
    ブロガーの皆様もきっと「お前なんか向こう数年内に起きる関東大震災で木っ端微塵にやられるが良い!」と思っているに違いない―銀行から預金をいつでもおろせるようにしておくのが急務だろう。

このページの先頭へ