韓国取材

4月26日 韓国が好きである。何が好きなのかと聞かれれば難しいけれど、この国の”空気”が好ましいんだと思う。もしかしたら遠い先祖に半島出身の人がいるのかもしれない。日本という国は、いろんな場所から人が流入してきて今に至る(誰だって日本という土地に人が湧いた、とは思わないだろう)。

縄文人は多毛だったと言われるし、南から黒潮に乗ってきた人達はポリネシア系の顔だったハズ。ワタシは多毛でもないし、ポリネシア系の顔つきでもない。外観的には半島か大陸(モンゴルあたりか?)の血が濃いのだと分析している。だから韓国に行くのはとっても楽しいんだと思う。

ただ沖縄の蒼い海を走る船の舳先に乗っていると、これまた懐かしい感じがするからやっぱりいろんな血が入っているらしい。そんなこんなで久々の韓国取材である。新宿10時42分発の成田EXPに乗ってターミナル1へ。大韓航空704は左手に富士山を望む順調なフライトで仁川空港着。それにしても韓国は近い。

沖縄よりフライトタイムが短いのだから。仁川空港は市内に出るまで成田空港くらい遠く、たっぷり1時間半掛かってソウル着。夕食は宮廷料理。日本の懐石と同じルーツの食事らしく、一品ずつ出てくる。食べ物も合う。満腹になると早22時。ホテルにチェックインし、ロビーのバーで飲んで寝。

4月27日 TBのワンメークレースは韓国で初めての”気軽に参加できる本格的なレース”で、車両を購入し11万円程度のレースキットを購入すればすぐ参戦できるナンバー付きのカテゴリー。詳細はCT誌で。レース後、出走した車両に試乗させてもらう。まだまだ煮詰めるべきブブンは残っているものの、基本特性がいいんだと思う。

楽しいクルマに仕上がっていた。ちなみに数周のラップだったものの、スタート地点に戻ったらみんなで拍手してる。なんでも当日のポールタイムを凌いだそうな。夜は海鮮料理。今宵も満腹でソウルのホテルに戻ると22時過ぎ。バーで飲んで寝。

4月28日 10時にホテルを出て現代自動車の牙山工場に行く。途中、韓国流のウナギを食べる。江戸前と同じ背開きながら、調理法は蒸しが入らない上方風。サンチュにコチジャンと生ニンニク、ショウガを添えて食す。1人分2匹。ウナギ独特の匂い(これ、蒸すとほとんど無くなる)が嫌いでないヒトは好むだろう。

牙山工場は主にアメリカ向けの車両を生産しており、レーザーで車体の精度を計測するなどしっかりクオリティコントロールされていた。生産についちゃヒョウロン出来るほどの知識を持っていないけれど、作業待ちの時間が多い感じ。その気になればさらに生産効率は上げられるかもしれない。

優れたクルマを安価に生産できるようになると日本車にとって一段と大きな脅威になるんじゃなかろうか。それにしても韓国は来るたびに対日感情が良くなってきているように思う。皆さん興味有ればぜひ。近いですよ。

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