韓国船事故(4月29日)

韓国船の事故の続報を見ていると、いろんな事象で信じられないことばかり。というか全ての行動&対応がデタラメである。そもそもフネのヒール(傾き)と重心高は基本中の基本。私の小さいフネですらゲストを乗せる際、ヒールしないよう左右でバランス取るようお願いをしてます。

重心を取るためのバラスト水を抜くことなど信じられぬ! さらに転覆前からヒールしながら走っていたと伝えられており、その時点で乗組員が1人も気づかないなんて理解の外である。揺れ方だって違っていたろう。仮に私がこのフネに乗っていれば、間違いなく転覆を意識した。

日本の海上保安庁と海上警察を足したような「海洋警察」も能無しだ。誰かを救助したなら「船長は?」や「他の乗客は?」と聞くのが当たり前。なのに出てくる人を助けているのみ。初期の段階で海洋警察の隊員が船内に入って大きな声で避難を呼びかけなければならない。

引率している学校の先生も全く仕事をしておらず。大人ならどう考えたっておかしいと思うハズ。なにしろ傾斜がどんどん増していってるのだから。決して安定していたワケじゃありません。早い段階で船員に聞くなり、独自の判断をしなければならない。というか常識的に考えたら対応する。

トドメが兄弟船の対応。同じ会社で、ほぼ同じサイズのフェリーを運航している。当然の如く事故の直後に点検しなければおかしいでしょう。されどチェック入ったの、1週間以上経ってから。案の定、過積載やバラスト水の状況、救命ボートの状態など事故船と同じだったとか。

今回の事故で「頑張った」と思える対応や、プロ意識を感じさせる対応は皆無。隣国なのに怒りを感じるのだから、韓国の人達からすれば辛抱ならないだろう。亡くなった乗客の大半が人災によるものです。くれぐれも海外に出たときはオウンリスクを意識して欲しい。日本でもクセを付けたい。

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