魅力の無いクルマ作ってると関係悪くなります(5日)
こらもう仕方ないことなのだけれど、どのメーカーであっても、良い内容の記事を書いてくれる書き手なら仲良く付き合うことを上司も望むだろう。けれど厳しい内容の記事ばかり書かれたら、誰だって面白くないと思う。当然ながら疎遠になるし、情報入ってこなくなるため一段と関係が悪化していく。
そんな中、厳しいことを書いても案外付き合ってくれるのはトヨタやホンダだったりする。他のメーカーは良いクルマを作っているときは関係も良くなり、ダメなクルマ作り始めると冷たい関係になる。魅力の無いクルマをホメたなら、読者との信頼関係がなくなりますワな。大切なのは読者だ。
興味深いことに関係の良い時って、ホメたくなるクルマを作っているから販売も好調になる。ワケのワカラン同業者から「VWとの関係が怪しい」と絡まれた時のVWって、良い流れでした。COTYまで獲得したほど。今や私とVWの関係は超冷え込んでいる。最近、試乗する気も無し。疎遠です。
現在、輸入車で仲良く見えるのはボルボだと思う。V40以降、クルマがどんどん良くなってきた。こうなるとホメるしかありません。安全なだけで無く、官能的な魅力まで出てきた。企業として調子良いらしく、ホンダが何年も取り組んで結果残せないWTCCで、本格参戦した年にシリーズ優勝している。
今回XC40の試乗にきているけれど、これがまた良いデキだったりして。驚くほど乗り心地良く、上質。XC60もレベル高いクルマながら、勝るとも劣らず。そんなボルボが今年のCOTYで同業者からどう評価されるか楽しみ。BMW5シリーズとのバトルに勝ち、輸入車の一等賞になるだろうか?
良い製品やクルマを作っているメーカーはキチンと評価され、販売伸びて欲しい。今日も朝からXC40の試乗。XC60にするかXC40を待つべきなのか迷うほど。ドイツ車のように高いか安いかというヒエラルキーでなく、スポーティかトラッドかという嗜好性の差が大きいのだった。楽しい悩みです。
12時50分のルフトハンザA321でフランクフルト経由イエテボリへ。寒いけどピーカンだったバルセロナから、この時期、暗いよ~寒いよ~のスウェーデンです。日本と同じく寒波が次々とやってきているらしく、アルプスは真冬のような積雪。平地にも雪積もっているのだから驚いた。1月のWRC開幕はきっと雪のモンテだ。
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