0,5%の発ガン率
TVを見ていると頻繁に「放射線についての年間100ミリシーベルト浴びたら0,5%ガンになる確率が上がる」とみたいな話になる。ヒツジ気質の国民は、あまり驚かない。おそらく0,5%をタイしたことのない確率だと思っているのだろう。けれど冷静になって考えてみたら、スンゴイ確率だったりする。
例えば「CT検査を行うと200人に1人の確率で死亡します」と言われたらどうか? 1000人に5人の確率で死ぬ予防注射を受けるだろうか? ウチのタクシー会社は400台所有しています。毎日1台が運転手とお客共々死亡します、と言われて乗るだろうか? 0,5%の発ガン率、トンデモないです。
子供に許容されている年間20ミリシーベルトだとどうか? もし0,05%だったとしても、児童1000人の学校で予防接種したら2年に1人死ぬということになる。ホントに国民はダマしやすい。玄海原発は運転再開を容認する方向とか。まぁ今回の事故が玄海原発だったとしたら、福島第一原発も運転再開を認可したろう。
今日はバイトがいるので任せようかと思ったけれど、昨日のイキオイだと絶対オシマイになる。ということで12時くらいに店へ行ってみたら、やっぱし店外に並んでいるお客さんが。早くも一杯一杯になってました。14時過ぎまで昨日と同じく汗だくのうなぎ屋ダイエットに突入でございます。
15時から音羽でベストカープラスの座談会。例によって竹平師匠、松下兄、鈴木直也兄、渡辺さんというメンバーと3時間に渡ってアレコレ。自動車ヒョウロンカ嫌いの国沢光宏が存分に砂を吐いてきた。どんな仕上がりになるのか不明。まぁ飯干君が面白くまとめてくれることだろう。
終了後、中野に戻ってダイエットの第二ラウンド。今日は確実に昨日より暑い。みなさん暑いとうなぎを食べたくなるらしく、20時に売り切れるまで大忙しでありました。おかげさまで明日売る分のうなぎが全く足りない(次の入荷は水曜日朝)。おそらくお昼過ぎくらいに売り切れちゃうと思います。
<おすすめ記事>
いつも、親方のHP有意義に拝見しております。
今日のデータ使用の誤りには驚きました。
「全人口分母で、0.5%の発ガン率になる」
では無く、現状でも致死率? 0.28%であるところの、「発ガン率×1.005 」(0.5%上昇)が、
正しい使い方では・・?
如何でしょう。
現状でも、1000人で、2.8人、年間でがんで
亡くなっているのが、2.8×1.005
2.814人になる(致死率で)ではないかと・・。
すいません。
数字に弱くて疑問なんですが
年間100ミリシーベルトを浴びると0.5%ガンになる率が上がると言うのは
年間100ミリシーベルトを浴びると毎年0.5%の人が余分にガンになると言う事?
年間100ミリシーベルトを1度でも浴びると
一生の内でガンの率が0.5%上がると言う事?
毎年100ミリシーベルトを一生浴び続けると
ガンの率が0.5%上がると言う事?
タクシー400台で毎日1台が死亡事故?
タクシー400台で80年に1台が死亡事故?
ん?
同じなのか?
(^^;
一生の間にガンになる確率はどの位なんだろう?
>例えば「CT検査を行うと200人に1人の確率で死亡します」と言われたらどうか?
死亡率ではなくあくまでも発癌率です。
ちなみに日本人の発癌率おおざっぱにいって5割。
ご存じとは思いますが原発事故とは無関係に年々発癌率は上がってきています。
今日は
初めてコメントしますが、貴兄のファンの一人であります。誤解があるようなので発言させて下さい。発がん率が0.5%上がるというのは元々ゼロだった発がん率が0.5%になるのではなく、元々ある程度ある発がん率が0.5%上乗せされるのです。
仮に放射線無しの場合にある母集団のうち200人の人ががんに成るとしたら、放射線を100mSv浴びるとその母集団の201人の人が癌になると言うのが0.5%の発がん率upだと思いますが。
どうも!
この発がんの確率。
びっくりですよね。
慎重にことを進めて欲しいと
心から願います。
また、自動車評論家について
エコカーアジアの記事。
自分のブログに
砂を吐かせていただきました。笑
そもそもこの0.5%ってのは人が一生の間に発ガンする確率なんでしょうか?
そうだとすれば、放射線により若いうちに発症するガンの0.5%はとても重いと思います。
だいたい、近年、ガンになる人が多いと言っても、それは老年になってからのものが大半でしょう。
若年でガンになる人がそんなに多いわけじゃない。
ほっといても老衰で死ぬ直前でガンになったところであきらめもつくというものですが、
まだまだ何もしていない未成年や働き盛りでガンになるのは非常に辛い。
放射線によるガンは未成年の発ガン率を大幅に高める点で凶悪だと思います。
確率で議論する問題じゃない。
みなさん
サイエンスメディアセンターの
近藤誠(こんどう・まこと)
(慶応義塾大学医学部放射線科講師)
さんによる
こちらの記事を
どうぞ。
http://smc-japan.org/?p=1627
環境省の管轄する土壌汚染対策法の「特定有害物質」でも放射性物質は除外されてますし
環境基本法でも放射性物質は除外されてます。
法律では放射性物質の環境放出は合法みたいです。週刊文春にそんな記事がありました。
民事訴訟の補償とか、医療保障とかあるかもしれませんが、今回の原発事故で東電や政府の人間が
刑事罰を受ける可能性は低いですね。
法律改正も無しに原発の運転再開は、認める方がおかしいです。
地方経済優先で原発再開って考え方が小さいです。電源交付金分を国が払えばいいだけですし、
仮に電力が足りない時は火力発電用の燃料を国が用意すればいいだけです。
結局国民の健康や安全より、現状の既得権益の優先です。
事故が起きたら被害者は割りのあわない補償を受け故郷を汚染され、世界に恥をさらす。
補償の財源は国民の税金や電気料金ってこんなに割りの合わない発電方法はないですね。
発送電分離で電力自由化ぐらいの譲歩がなければ原発再開を認めないぐらいの交渉をして欲しいです。
検定なんて美しくないよ。
実害が出れば、それはその方の全てになるんだから。
独立行政法人 放射線医学研究所
http://www.nirs.go.jp/information/info.php?i13
一部抜粋します
仮に1000名の方が100ミリシーベルトの線量を受けたとすると、生涯でがんで亡くなる方が300名から305名に増加する可能性があります。なお、ここで言う100ミリシーベルトとは年間の被ばく線量ではなく、これまで受けた積算線量です。また、この100ミリシーベルトには自然界から受ける放射線量(日本人で年間平均約1.5ミリシーベルト)は含まれません。
・・・・・夢も希望もないですね。
私も当初0.5%を発ガン率と誤解していましたが、これは誤解です。0.5%の増加は発ガン率ではなく、ガン死率の増加です。これに関する説明は放射線影響研究所のホームページのhttp://www.rerf.or.jp/rerfrad.pdf をお読み下さい。原爆被爆者の疫学調査からは100ミリシーベルトでは固形ガンで死亡する頻度が約1.05倍になると言えるそうです。日本人がガンで死亡する生涯リスクを20%とすると、これの1.05倍では21%になるということで、1%の増加になります。しかし広島・長崎では一瞬で放射線を被曝したので、じわじわ被曝した場合は半分くらいに値切って20.5%とするらしい。また生涯発ガン率は40%から50%くらいですから、1.025倍すると41%から51.25%となり、発ガン率だけなら100ミリシーベルトの被曝で1%から1.25%くらい増えることになりますね。このあたりテレビの御用学者の話では発ガン率とガン死率を意図的に間違えて説明している輩もいましたので注意して下さい。例えば日本人は50%はガンになるのだから、0.5%くらいの増加は大したことはないというように言っていました。しかし正しくは、日本人は20%はガンで死ぬけど、さらに0.5%の増加は我慢できますかという話になります。なに、20%も50%も大して違わない?皆さんはどう思われるでしょう。