4人亡くなったタクシー事故、悪いのは?(8日)

三重県で起きたタクシー事故、いろんなことを考えます。事故は国道23号線。片側3車線の見通しの良い道路で、何度も走ったことあるけれど深夜はアベレージ速度とても速い。まぁ100km/hくらいなら普通です。タクシーは道路沿いの飲食店から片側3車線の道を横切り右折しようとしていた。ドラレコの画像を見ると、十分な安全確認をしているように思えない。普通なら出てこないです。

けれど出た。その横っ腹に140km/hくらいで走ってきたE63AMGが接近。ホンの少ししかブレーキ掛けず衝突している。運転席側に側突し、残念ながら運転席+助手席+後席2人の4人が亡くなった。事故形態からすれば、横道から出てきて止まっていたバスの横っ腹に突っ込んだ高知の白バイ事故と全く同じ。高知の白バイ事故、止まっていたバスの運転手の責任になり牢獄行きになっている。

けれど三重の事故は突っ込んだ方のクルマに批判が集中してます。この件「出てきた側にも問題あるんじゃないか?」と言っていたのは、『とくダネ』の小倉さん。同じ番組で事故の鑑定士は「ハイビームじゃなかったので見えなかった」という脱力のコメントしてましたが。こういった事故、ヨーロッパなら出てきた方の責任です。キッチリ安全確認していれば事故は起きなかった。

ただ日本では予想出来なかった速度で起きた事故について厳しい。白バイならイイみたいですが。140km/hは少しばかり常識を越えていると考えます。つまりどちらにも責任あると思う。安全確認しないで3車線道路を横切るのは、どう考えたって危険だ。140km/hという速度も、どの基準を持ってしても全く正当化できない。両方の判断ミスがあった時に発生するタイプの事故だと考えます。

複雑な気持ちなのは、タクシーが古い車両じゃなく最新の乗用車かJPNタクシーだったら、という点。サイド&カーテンエアバッグも付いていれば、助手席の人と後席中央の人は助かった可能性ある。旧式のタクシーの運転手さんにお願い。事故に遭遇したら極めて危険だと言うことを十分認識して頂けると有り難い。どの基準を持ってしてもJPNタクシー以外のタクシー専用車は古い。

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