400Nmから440Nmへ! ボルボのポールスター入れたらクルマが軽くなったみたい(8日)

『ROMチューン』と呼ばれるチューニングの方法がある。コンピューターに上書きし、ノーマルと違うエンジン特性やパワーを引き出すというもの。ノーマルエンジンには「余裕」があるため、その領域を引き出してあげましょうということ。64馬力自主規制の軽自動車などニーズあります。アルトワークスとかってロムチューンだけで10馬力以上上がるほど。

面白いコトにボルボは大半の車種に『ポールスター・パフォーマンス・ソフトウェア』というオプションを用意されている。珍しいメーカー認定のROMチューンです。ノーマルだとエンジンやミッションなど全て「一般向け」に穏やかな味付けしてあるため、もう少し元気よく走らせたいという人を意識したそうな。V40の時も入れましたね。XC60D4の場合、10馬力と40Nmあがる。

外観は白いエンジンブレが付くのみ

果たしていかに! バージョンアップして走り出すと「あらま!」。ナニを隠そう190馬力が200馬力になっても体感出来ないだろう、と思っていた。実際、高回転まで引っ張ってもあまり変わらない感じ。しかし中低速のトルクがハッキリ違う。考えてみたらボルボだって違いの解りにくいオプションを売るワケないですワな。お客さんからモンク出るでしょうから。

素晴らしいのは街中を走っている時のピックアップとトルク感だ。改めてスペック見ると常用回転域全てで400Nmから440Nmになってる。10%です! しかもどうやらトルクの立ち上がりもシャープにしているようだ。アクセル踏むと、標準でもトルクフルだったD4が一段とマッチョになりますね。さらにアクセルのマッピングも変えているらしく、早開けになってる?

クルマが軽くてシャープになった感じ。これは面白い! ただ絶対的な出力は10馬力のアップであり、アクセル全開加速してみると、高回転域は体感的な違いなし。このあたり、ボルボとしても「絶対的な出力が欲しいなら235馬力/480NmのD5エンジンをどうぞ」ということなんだろう。イメージとしてはD4とD5の中間的なパワーかつ、スポーティなセッティングということ。

とはいえ日本の道路環境ならD4ポールスターの200馬力で必要にして十分以上。一段と楽しくなった~。ポールスターの素晴らしさは、ROMチューンしてもメーカーの保証を受けられること。加えて排気ガスや耐久性など全ての確認もメーカーで行っている。もちろん下取りに出すときだって有利になります。白いエンブレム付けてるボルボ見たら、その人はクルマ好きです。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ