5kgのタイを釣りました(10日)
今日は4時に起き、昨日オデコ食らった大ダイ修行でございます。この時期、普通ならめったに釣れないほど大きいタイが比較的浅い海にやってくるのだった。しかし! 朝から北風びゅーびゅー。もはや厳しい海況になっていること間違いなし。それでも船酔いする魔王は行く気満々! 凄いパワーです。
「榊」という入り江から東シナ海に出ると、風はそれほどでもない。されどフィリピン沖にある猛烈な台風6号の影響でウネリ出来ている。波高1,5mといった感じ。24フィートのフネじゃ釣りになるギリギリ。もちろん前後左右に激しく揺れるため、捕まりながらで無いとフネの中の移動すら出来ない。しかも北風で寒い!
私なら絶対釣りになんか出ない海況だ。されど魔王やる気満々! 這いながら釣り座につき、ひたすらタイラバー修行を行う。水深80mの海底まで80gくらいある疑似餌を落とし、そいつを海底から20mくらいまで巻く。釣れなければ落とすの繰り返しです。これを根気よく大揺れのフネで何時間も行う。
リール2500番。シーバスなど上限2kgくらい用
ムダにする時間で仕事してサカナを買った方がいいでしょ、と言われたら「その通り!」と答えたい。非効率だし、アホです。というか人生の楽しさの90%はムダなモノから出来ているんじゃなかろうか。釣りを開始して2時間。ピクリともしない反応の中、辛いのを我慢して何でこんなことしてるんだろ、とマジで思う。
竿の性能が良くなりました。フェンウィックの竿です
少し休もうか、と思った途端、ずっしり重くなる! そして「じーっ!」という音を立てながらリールからイトが引き出されていく。今回ライトタックル(弱い竿にリール、糸を使う)仕立てで、糸も100mしか巻いていない。あっという間に糸の残りがなくなる。そのまま引き出されたらプツンと切れておしまい。
かといって綱引きみたいに強く引っ張れば、今度は1,2号(引っ張り強度5,4kg)という細い糸が切れちゃう。竿は半月を通り越してるし。何とか最初の走りに耐え、ここから駆け引き。巻いちゃ引き出されを繰り返す。10分近く掛かってキャッチ! 狙い通りの大きいタイです! 後で計ったら4,6kgありました。
これで満足だったけれど、魔王がまだ釣れていない。それじゃ私もやりましょう、と開始。30分くらい経ったろうか。またしてもガツンというあたり。さっきよりパワフルな引きだったこともあり「こりゃ引きあげらないかな?」。これまた何とか最初の走りに耐え、無事キャッチ。5kgありましたね。もう大満足です!
一人目の孫の誕生日祝い。そして2匹目は先日生まれた三人目の誕生祝いです。船長さんも同じくらいのを2本&1,5kgのタイと1kgくらいのハタといった釣果。徐々にウネリが大きくなってきたこともあり、11時に沖上がりして帰港。実釣6時間でございました。5時間40分は落としちゃ巻き、を繰り返したワケ。
晩ご飯は今日もダイエット中のジジイをブン殴るようなイキオイ。この他に1kgのハタを3分割した煮付けがついて1人前。なんたって3人で1,5kgのタイを2本締めてますから。当然ながら魔王は「全部食べなさい」。この3日間で間違いなく3kgくらい太った感じ。もちろん朝から切れ目なく続く般若湯も加わります。
辛い一日でした。「幸」に似てますけど。
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