BMW3シリーズの自動ブレーキは「急いで口で吸え?」(30日)
情けないことに自分で乗っているBMW330eの自動ブレーキ性能が全く解らなかったりする。ユーロNキャップでも3シリーズの試験データ無いし、当然の如くJNCAPも無し。システムはレーダー+単眼カメラ。BMWジャパンに聞いたって解らないと思う。単なるディーラー。技術面についちゃ修理関係しか知らないかと。BMWと仲良いメディアも自動ブレーキについちゃ無関心。
そもそもカタログで全く紹介されていないので調べようも無い。アダプティブクルコンの制御である程度予想出来るけれど、停止車両にノーブレーキで接近して止まれる速度は50km/hなど無理っぽい感じ。せいぜい30km/hか? 同じ世代のトヨタと同じく、もっと低い可能性もある。人を認識出来るかどうかも不明。そんなことから私は軽自動車レベルだと思って乗ってます。
本日、初めて自動ブレーキのシステムが稼働した。首都高を走行中、4台ほど前のクルマが突如減速。前の2台はオタンコ野郎で車間をベタベタに詰める輩(手前で先に行かせたら前のクルマをアオリ始めた)だったため、急ブレーキです。すると330eは前の前のクルマが減速を始めた時点で警報を鳴らした。けっこう早いタイミングだったこともあり、余裕で減速出来ましたね。
されど前のオタンコ、先行車の減速が急だったためフルブレーキで追突しそうになってた。330eのレーダー、股抜きしてます。書き遅れたけれど、BMW広報から唯一教えて貰った自動ブレーキの情報が「BMWは股抜きしているようです」。本当でしたね。ただ減速ブレーキ制御の介入は遅いと思う。早いタイミングで警告出るため、自分でブレーキ踏んで吉です。
ちなみに5シリーズなど最新のBMWはコンチネンタルのレーダーとモービルアイ制御のカメラを採用しており、ユーロNキャップだと停止している車両に対し50km/hで停止。遮蔽物ありの歩行者(子供)35km/hと、何とか合格レベルの性能を持つ。5シリーズより前のBMWの自動ブレーキは、警告鳴ったら「急いで口で吸え」じゃなく「急いで自分で踏め」です。
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