ラリー近づく
横浜の日産でフーガ・ハイブリッドとジュークの試乗会。何回か書いてきた通り日産の国内販売担当役員は「メディアなんかどうでも良い」くらいに思っているから、このところ日産の試乗会と言えば全て本社がベース。ジュークなんかコーナーで稼働する新しい4WDを採用してるのに味わう場所無し。
雨だったため本社前で撮影
でも4月から新しいメンバーになった広報が頑張ってます。本社の駐車場を使えるようにしてくれたり(今まで近所の駐車場に止め歩いて来てください、でした)、取材予定の調整や、手配もすぐ対応してくれる(GT-R関係を除く)。予算なければ心意気で、というお手本みたいなもの。頑張って下さい。
エンジン直後のクラッチが良い仕事をする
TOPで書いた通り、フーガ・ハイブリッドの燃費の良さについて若干の誤認がありました。情報不足だったため、推測していたら少し違う方向になってしまったワケです。燃費の良さは決してリチウム電池の性能だけぢゃなかった、ということ。簡単に解説できないため、少し時間を下さい。
なぜかコスプレ?
午後はジュークGTに乗る。久々のスポーツ4WDでありました! 来年からのWRCは1,6リッター/直噴ターボ/4WD/全長3900mm以上、と全てジュークGTのスペックに近い。モータースポーツもダウンサイジング。確かにジュークGTのパフォーマンスあれば十分楽しめると思った。
急いで帰宅して原稿書いていたら、タイでお世話になっている石井さんから電話あって「スチューワードになっちゃいましたよ」。なんでも今年のキングスカップは今年のタイで行われるモータースポーツで最も国際的になったため、『RAAT』(王室の管轄となる競技団体)も動いているという。
石井さん。190cmあります。適任かと
タイの王室が動き出すと、オオゴトになる。恥ずかしいことだって出来ない。もはやパタヤの市長はバンコクまで呼び出され、入念な体勢を整え始めているそうな。こらもうラリー参会者を大歓迎しますよ、ということ。ただタイ人は外国人に対し、日本人よりやさしい。同時にルールを守るという概念もユルい。
そこで石井さんに白羽の矢が立った、というワケ。RAATは日本人なら白人の外国人に対してキッチリと対応できると読んだ。加えてトラブルあった時の裁きはスチュワード(審査委員長)の担当。RAATとしても責任を回避できるということなんだろう。いろんな意味で良いことだと思います。
初日リタイアは丸刈りモン?
その石井さんは「あまり厳しくするつもりはないですけれど、少なくとも勝手な口径のリストラクターで走らせるようなことはしません。守ることだけ守ってもらい、終わった後、みんなで美味しいビールを飲めるようなラリーにしたいです」。加えて石井さんは日本で医師だった方。医療体制も整えてくれるという。
少なくともマリーニ選手とウィッタヤ選手と、今年初めて同じ馬力のエンジンで戦えることになった。これが何より嬉しい。やっぱし馬力違うとなんかスッキリしないのだ。しかも今回は王室の御印付き。地元大歓迎のイベントになる。パタヤビーチの繁華街のド真ん中で行われるセレモニアルスタートが楽しみです。
<おすすめ記事>
晴れ舞台健闘を期待す、頑張れ!
素晴らしい事になって来ましたね。 オフ会での土産話、楽しみにしております。