WRX S4修行に突入! これも厳しっす(22日)

ミライが仕上がり、ホッとしている間もなく(私じゃなく喜多見さんが、です)、WRX S4のラリーカー作りに着手しております。超々強敵だったミライに比べれば楽でしょ、と考えられていたものの、違う強敵が潜んでました~っ! ちなみにインパネの中の配線は先代までのWRXと比べりゃ多いけど、もはや余裕。

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ロールケージについちゃ喜多見さんが秘密工法を編み出したため、フル溶接構造であっても従来の半分程度の工数で組めるようになった。ロールケージなどインテリア部分の塗装は新しい方法を考え出し、今までだと30万円掛かっていたトコロ、これまた大幅な削減が出来る。凄いね!

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ということで難敵です! 今までラリーに使われてきたWRX STIはタービンがエンジン後部にあり、容易に脱着出来た。33口径の吸気リストリクターも汎用品出ており、簡単に付く。S4のタービンときたら、エンジン前方の下側に潜り込んでます。されど搭載位置だけ違うのなら、さして問題にならぬ!

何と! 下の写真の如くエキゾーストパイプと触媒、タービンが一体になってるのだった! 加えてリストリクターを付ける近辺にセンサー多数! こんなこと私も全く聞いてなかったっす! 喜多見さんから電話あって「ど~しましょ!」。さんざん悩んだ末「リストリクターを設計しました」。設計図が送られてきました。

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何と一体構造! タービン壊れたらタイヘンだ!

なんせリストリクター付けないと出場出来る競技など無い。余裕のよっちゃんかと思われていたS4のラリー車作りも、突如激しい修行になり始めちゃいました。素直にSTIでラリー車を作ればいいのに、ど~してこんな茨の道を選んでしまうのか。私も喜多見さんも「誰もやってないことをしたい」。

当然の如く、出てくるハードルは全て自らの手で超えていかねばなりません。「タイヘンだ」でなく「こらもう最高でしょ!」となるのが喜多見さんの面白さだ。全く役立たずの私ながら、何としても週末はウチワを持って作業中の喜多見さんと伊藤さん扇ぎにいかなくちゃならんです。デビュー戦は決めました!

BMWはトヨタのスタックを使った燃料電池車のメディア向け試乗会を現在行っている。誇り高きドイツの雄が日本製のパワーユニットを使っているんだから痛快です。もしかしたら水素タンクもトヨタと同じか? それくらい燃料電池の技術レベルは高い。トヨタ製なら安心して販売出来ることだろう。

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