日産キックス、国内発売の可能性大きくなってきた(9日)

ボルボXC40によく似た下の写真のクルマ、ご存じだろうか? 日産の『キックス』というブラジルで販売されているコンパクトSUVである。全長4295mm×全幅1800mm×全高1600mmというから、ヴェゼルやCX-3と同じクラスに属す。このクルマ、ジュークの後継モデルになる可能性出てきた。というのもアメリカで販売されるため、日本の安全基準も満たしているからだ。 

BR-Vや三菱エクスパンダーが日本販売を躊躇っているのは、衝突安全性を日本スペックに合わせようとすれば車体構造の一部見直しも必要になるからだ。アメリカ基準をクリア出来ていれば、日本だって問題無し。加えてジュークの後継モデルがどうなるか、全く情報無し。アメリカに続いて日本でも販売することになれば、日本市場でのモデル不足も大きく改善される。

デザインだって魅力的だ。ジューク、あまりに難しかった。私なんぞ全く受け付けなかったですから。そもそもヘッドライトがどれか解らない、という時点で顔つき心理的に怪しい。キックスであればフロントさえ少し日本人好みにしてくれたら、サイドビューもリアビューも100点。アメリカでの価格は1万9千ドルスタート。2万0665ドルスタートのヴェゼルより安い価格を付けてきた。

アメリカもこのカテゴリーのSUVが徐々に増えており、キックスはヒット車になることだろう。そうそう。パワーユニットだけれど125馬力の1600cc4気筒+CVT。そのまま日本で売るもよし、電動化技術を推進している日産らしくセレナeパワーと同じユニットにしてもよし。最大の課題は「どこで作るか」だと思う。いっそブラジル工場製初の日本販売もあるか? 

個人的にぜひ日本で発売し、大ヒットして欲しい。そしたらホンダはBR-Vを考えるだろう。若い世代が買える車種を増やすべきだと思う。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ