新世代の自動車
アメリカではベンチャー企業が続々とEVに参入してきている。多くは「テスラ」に代表されるスポーツモデルなのだけれど、日経新聞のWebを見ていたら「これだ!」とウナらせられたニューカマーを発見しました。理屈抜きで「面白いです!」。技術的にも十分成立するかと。写真等はこのページを見ていただきたいが、モチーフは明らかにグライダーのキャビンだ。2ページ目にユーチューブのリンクがあって走行シーンも公表されている。
日本だと無駄に幅広すぎるかもしれないけれど、いろんな意味で自動車の常識から外れてます。なんといってもカッコ良い。ちなみに車重770kg。CD値=0、15近辺とのこと。おそらく開発したスタッフ達はクルマに対する夢を持ってるんだろう。正月のTOPで期待した「新しい世代のベーシックカー」って、こんな感じです。出来れば三菱自動車とか富士重工のように航空機の流れを持つメーカーに作って欲しかった。
リアシートを確保すべくもう少しボディ後半を広げ、ナローな2輪にしてもいいし、770kgなら800cc程度のエンジン積んでもいい。バッテリー搭載量を減らして小型発電機を搭載して走行距離を伸ばすなんてアプローチも面白かろう。100年に一度の不況を克服すべく、各社、いろんなアイデアを練っているだろうが、大切なのは「ワクワク感」。この点さえクリアできたら、日本の自動車メーカーにゃどんなクルマだって実現できるソリューションがあります。
ちなみに昨日のTOP、バッテリー容量の換算を大幅に間違えてました。修行不足です。正しい数字に訂正させていただきました。
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アプテラ… 三輪なのでオートバイ扱い、余興としては面白いが、安定性確保のためか幅が広いので(2メートル30センチ、ハンマーH2よりまだ25センチも広い)通勤先やショッピングセンターのバーキングスペースに入らない。デフを使うか、モーターを2個使い4輪にしないと実用性は低い。露出型4輪で、その懸架を工夫して曲がるときキャビンが船やオートバイのように内側に傾くようにすると新鮮味が出る。それにしても電池はマキタ電動工具用を多量に束ねているのか?GMにふられたA123が電池を供給すると思うが、何しろ数が少ない… 電池会社と組んで開発費を負担している日本の自動車メーカーには真剣さが見られる。これから強みが出てくるであろう。