1月14日
まずは根府川へ行きフェアレディZの試乗会。すでに6速マニュアル仕様のプロトタイプは味見していたので、7速AT仕様を念入りに。興味深いことに新型Zの数少ない弱点である「高回転域で高まる振動&騒音」は、あまり気にならない。ATだと高回転域まで引っ張らないからだろう。以前も書いた通り、もう一回りコンパクトなら……。
その足でボート・オブ・ザ・イヤーの試乗会。池の氷が張るって日にPWC(いわゆる水上バイク)であります。取材じゃなく試乗会なのでドライスーツを用意してくれてるだろう、と思って会場に行ったら「じゃどうぞ!」。さすが普通の服じゃ真冬に水上バイクは厳しい。そしたら「防水の上着だけあります。でも意外に濡れないですよ」。なるほど降りてきた人を見たら濡れてない。
そんじゃ行きますか、と走り出す。ちなみに今回乗った水上バイク、ヤマハとカワサキ、シードゥのトップモデル。いずれも1,5リッター超えのエンジンにスーパーチャージャーを装着しており、200馬力以上だとか(シードゥは255馬力!)。マイクロバスと同じ全長の私のフネが185馬力。またがってるの、乾燥重量400kgを切ってる。どんだけ速いか?
アクセル全開にしたら「ぐも~っ!」という音と共に”ほぼ”ウイリー! こら凄い! そして面白い! どういうコーナリングするのかと思い、リーンインして曲げてみたら、一瞬にしてビショビショ! 誰だよ濡れないって言ったの! ズボンだけでなく靴の中まで全没しちゃいました。もちろん真冬だってのに頭から水をカブる! そこで止めないのがバカな私であります。
結局、3モデルすべて全開! シードゥで最高速チェックしてみたら、115kmも出てやんの! 65ノットだよおい! コケたらタダじゃ済まないと思う。ちなみに桟橋に戻ったら「濡れちゃいましたねぇ~。初めての人があんなアクセル開けるとは思いませんでした」だって。エンジン付きの乗り物に乗ったら、とにかく全開がお約束でしょ。一度帰宅し、服を着替えてラジオ日本の収録。水上バイクに乗ってきたと言ったら、牧野さんに大笑いされちゃいました。
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