ホンダの底力に期待

連日トヨタ凄いとやっているとトヨタの人みたいになってしまうので、ホンダが出来る対応策など考えてみたい。まずインサイト。こらもう相応の価格競争力を持たせないと仕方ないでしょう。189万円の特別仕様車を設定。ナビのメーカーに頼み込み、簡易型でいいから装備(もちろんオーディオ一体型)。
ETC、サイドエアバッグ、クルーズコントロールも装備。220万円のプリウスと同等以上の装備内容にする。

同時に『ECON』モードを選んだ場合、信号待ちで停車した時は、必ずエンジン止める制御にするなど(現在はワイパースイッチが入っていると14秒程度しかエンジンが止まらない)実用燃費の改善策を盛り込む。エンジンをもっと止めるようにすれば実用燃費も上がると思う。今までのホンダは売れなくなると、すぐ見捨ててしまうという悪い流れになってしまった。なんとしてもインサイトで頑張るべき。

同時にフィット・ハイブリッ
ドの開発を急ぐ。トヨタもヴィッツ級のハイブリッド2011年に出してくると言われるが、おそらく150万円程度かと。ホンダは思い切って「限りなく
140万円に近い価格」を目指してほしい。このクラスでも普通のエンジン車と比べた時の燃料コスト差は走行1万kmに付き3万円前後に達する。10万km走って30万円差。標準のフィットより実質的に安くなれば爆発的に売れるハズ。

もう一つホンダがやらなくちゃなら
ないことは「体質改善」だと思う。20年くらい前までは個性的な人が実に多かった。30歳台の後半から目立つ人もたくさんいたほど。若くて元気で自由な会
社というイメージ。けれど今や自分自身を縛っているように見えます。団塊の世代の人たちが足を引っ張り合っちゃったんだろう。30歳代から40歳代中頃までの人たちも、面白い人は第一線から引き抜かれて居なくなるし。

ただ「ホンダはこんなモンじゃない!」と言うホンダの人に聞くと、根底を流れる社風は依然として自由闊達なのだという。「やりたいことはやらせてくれる。ここまではいいんです。でもそいつを市販車に活かす段階でイッキにハードルが上がってしまう。思い切りが足りないんだと思います」。いろんな意味で年寄りの会社になってしまったのかもしれない。そういった意味じゃ社長の若返りはタイムリーだ。

ユーザーがホンダに期待したいのは「そんなことをやるの?」という元気さだと思う。ホンダの若い世代の人たちに、本田宗一郎さんを知っている世代のOB(現在65歳以上ですね)の話を聞かせてあげたい。そらもう一晩中聞いていて飽きないくらい面白いです。きっと改めて自分の会社が好きになり、元気1万倍くらになると思う。

         

今回のプリウスショック、宗一郎さんならどう言ったろう。こんな時は「ブレない」というのが何より大切。原点に戻って頑張ってほしい。

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3 Responses to “ホンダの底力に期待”

  1. アミーゴ5号 より:

    新型プリウスの大攻勢は、
    ホンダの望むところだと思います。
    F1やNSXまで止めて、
    グリーンマシーンに経営資源を傾注するのですから、
    ホンダの精鋭生半可な競争では面白くないでしょう。
    もっとも、プリウスに負けるな!などと
    志の低いことを言っていては、
    あの世の本田宗一郎さんにしかられてしまいますね。
    ホンダの凄いところは、
    雑草からメタノールを安価に精製するバイオ技術から
    太陽電池、燃料電池車まで開発している事。
    宗一郎さんならきっと、
    「今やCO2は地球の毒だ!クルマが走ると毒のCO2が増えるなんてことは止めて当たり前だ!!バカヤロー」と叫んでいると思います。
    藤沢さんも「明日の糧です。けちけちしないでドカンと投資して、安く作れるようにしなさい。」と言うと思います。
    ホンダの底力は、志の高さに比例します!!!!!

  2. クラウン より:

    国沢さんのご意見、的を得たものと思います。【生意気言って御免なさい】日本経済の牽引役は、やはり自動車産業だと思います。これからも世界のトップを走ってもらいたいと願うものです。インサイトの最大の功績は、トヨタを本気にさせたことでしょう。トヨタとホンダが競い合ぅ事で互いが成長できる。ホンダには頑張ってもらいたいです。ホンダのハイブリッドの将来性には疑問符が付く・・プラグイン・ハイブリッド車が普及したとき、EV車が普及したとき、ホンダにはそれに対抗できるのか?当面の経営危機を乗り越える為の無難な方策ではないかと思います。いつかはエンジン車は少数派になるということを念頭において、ホンダの原点に返って,びっくりすような車を作ってもらいたいです。

  3. ダダミちゃん より:

    ホンダに作ってもらいたい車があります。エアウェイブのハイブリッドです。たしかフィットと同じシャーシだからフィットのハイブリッドと同時にエアウェイブハイブリッドをだせばヒット商品になると思うのですが。スカイルーフで爽快なエコドライブ。どうでしょう?ホンダの開発陣に提案して下さい。

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