2リッター240馬力ディーゼル!

デミオのディーゼルが大いに話題となっている我が国ながら、欧州では今年の9月からいよいよユーロ6の施行となる。9月以降に発売される新型車についちゃ、ヨーロッパでもガソリン車並のクリーン度を実現しなければならない。そして当然の如く皆さん苦戦中。

PSAグループなどは触媒だけでの対応を諦め、尿素水による還元を行うようだ。トヨタもBMWからユーロ6対応のディーゼルを購入して凌ぐ。オペルやルノー、ホンダは独自開発のエンジンを投入してくるが、どうやらコスト的に相当厳しい模様。そう考えるとマツダって健闘してます。

しかし! VWとBMWを見るとユーロ6など全く問題になっていないばかりか、パワー競争まで始まってしまった。最初にリッター100馬力を超えたのはBMW。2リッター4気筒で218馬力を達成。日本には輸入されていないものの、ヨーロッパ仕様の325dに搭載されている。

そしてついに2リッター240馬力エンジンが登場してきた! 新型パサートに搭載される新開発の4気筒ツインターボディーゼルのスペックを見て驚く! 何とガソリンエンジン並の240馬力/500Nmなのだった。もはや排気ガス規制に悩んでいるイメージなど皆無!

新型パサートのエンジン

自動ブレーキ技術で遅れを取った我が国ながら、ディーゼルエンジンでも厳しい状況。ただ自動ブレーキはスバルが低いコストで済む2つのカメラだけで高度な制御を行っていたり、マツダも低コスト&小排気量のユーロ6を実現したりするなど、良い兆しも見えてきた。

このあたりでそろそろ反攻といきたい!

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ