荒海上等のおがさわら丸
朝8時30分からクリスタルヨットクラブでポーナム31の発表会&試乗会。大がかりなフネのお披露目会は珍しい。イマドキ全くブランニューの設計という点に驚く。艇体の生産から撤退した日産と対照的に、トヨタはマリン部門を続けると言うことです。モリゾウさんまで来てました。
探すとモリゾウさんがいます
ウナったのがエンジン。今まで185馬力だったランクル用の3リッター4気筒『1KZ』をベースに徹底的なチューンナップを加え、260馬力に仕立ててきた! 1KZにそんなポテンシャルあったのね! こいつを2基搭載するため520馬力。このクラスのフネとしちゃ十分過ぎるパワーだ。
3リッターとは思えないパワー
試乗してさらにウナる! 歴代トヨタのフネで最も波あたり良い! 艇体の剛性感は海外のライバルに匹敵するほど。重心バランスも良好。最高速37ノットと速い。これならロングクルージングだってイケる。良いフネに育つ気がします。やっと輸入艇と性能で勝負出来る国産艇が出てきた。
次は26フィート級を作って欲しい
フネの試乗の難点は遊びに見えちゃうこと。例えば下の山崎海師匠。写真撮るとトヨタマリンのライジャケなけりゃお金持ちのジジイがおねいさんと海で遊んでいるようにしか見えぬ。そもそも座ってる距離が近すぎるんだと思いますけどね。さてこのおねいさんは誰でしょ~?
ポーナム31の試乗中、何と! 竹芝10時発のおがさわら丸と出会う! 定期船としちゃおそらく世界一気合い入ってる荒海上等の”おが丸”ながら、なんたってでっかい台風接近中である。出港時点で波高5m以上の大時化に出会うことが解ってるのだ。それでも欠航にならん! 凄いね!
時間が許すならぜひこんな時に乗ってみたい。このフネ、聞けば相当堅牢に作ってあるらしい。船首が完全に水没するような正面方向の波や、10m級の横波でも耐えた実績を持つ。全長131m。6700総トンだから、それほど大きくない。ちなみに父島着は11日の11時30分です。
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