エンジン誌オオ試乗会(1月28日)
毎年恒例となったエンジン誌の大試乗会。今年も盛りだくさんでございました。まず度肝を抜かれたのがニュルのFF最速ラップを持ってるルノーのメガーヌ・トロフィーR。こいつぁ本物です! 気持ちいいの何の! アタックモードを選ぶとアンチラグまで効く! なんたってオーリンズの車高調使っている。高いぞ。ロールケージ付けただけで全日本ラリーに出てもソコソコ走りそう。
個人的に楽しみだったのが2,3リッター4気筒ターボ搭載の新型マスタング。このクルマはエンジン誌の次号で原稿書きます。
意外だったのがロールスロイスのゴースト。BMW7シリーズをベースにしていることもあり、オリジナルの車体を使うファントムと乗り味が大きく違う。といってもゴーストだって素晴らしい! ファントムだけ別世界にいるのだった。このあたり、VWフェートンをベースにするベントレーのフライングスパーと、オリジナルのミュルサンヌの関係と似ている。ちなみにゴースト3100万円。ファントム5000万円です
ランボルギーニ・ウラカン。610馬力を発生する5,2リッターのV10を搭載し、最高速325km/h! このクルマもエンジン誌で担当します。
アストンマーチンの4ドア『ラピード』。477馬力の6リッターV12を搭載。クラシカルなクルマ作りで、インテリアは木と革を上手に使っている。007好きなら一度はハンドル握ってみたいモデルかと。アストンマーチンはフォード傘下だったものの、現在はプロドライブのデビッド・リチャーズを核とする投資グループが大株主になっている。マクラーレンのようになったら面白い。
3,9リッターV8ツインターボ560馬力をフロントに搭載するフェラーリ・カリフォルニアt。このクルマも原稿担当でございます。インテリア素敵。
今年一番驚いたのがマクラーレン650Sスパイダー。以前12Cに乗った時は「速いけれど官能的では無い」とベストカーにも書いた。乗って楽しいクルマじゃありませんでした。迷わずフェラーリ458イタリアを買いますね、と思った次第。どうやらマクラーレンにもそういった声がたくさん届いていたという。650Sを開発するにあたり、徹底的に感性を追求したのだという。
もう驚くとか凄いとかいうレベルじゃない。ロールスロイスのファントムに乗って「どうやったらこんなクルマを作れるだろう?」と途方に暮れると同じくらいのレベル。ボディは存在感ないくらい硬く、足フワフワに柔らかい。乗車位置が素晴らしく、ウインドゥを通してみるフェンダーも美しい。そして絶えず素晴らしい音に包まれているのだった。スポーツカーの開発担当者はぜひ乗るべきかと。
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