クルマは太陽光発電のデンキで(10日)
原発推進派の人達の主張を見ると「ええっ!」と驚くことが多い。曰く「ドイツは原発止めたからフランスから原発で作った電力を買っている」。確かにフランスに近いドイツはフランスから電力を買うこともある。しかし東地域で作ったドイツの電力を近隣諸国に売っているのだった。
ドイツ全体の電力自給率といえば、原発の稼働を止めて以降、最新のデータ無し。ただVWによれば「電力は余っているため、それで水素を作り燃料電池車の使う」と言ってます。太陽光発電容量が多いため、どうやら昼間を中心に相当の余剰電力を持っているようという。
鹿児島の人達は原発の稼働を容認するようだ。もはや電力需給は十分余裕ある。困ったことに最新のデータこそ見つけられないが、日本企業製の太陽光発電パネルだけで2014年は原発2基分に相当する188万kWを国内に出荷。海外からも入ってきているだろうから、300万kW以上か?
2015年はさらに増えると言う。2013年だって200万kWを超えている模様。東日本大地震以降の4年だけで原発10基分以上の発電能力が増強された。太陽光発電はピーク時の電力をカバーしてくれるため、とても相性が良い。興味深いことに今年の猛暑でも電力需給見たら余裕タップリ。
すでにアメリカは日本に対し「原発を運用しろ」というオーダーを出していないと聞く。そらそうだ。コンニャクのような地盤の日本は原発に向かないし、福島第一から漏れている放射性物質はアメリカ西海岸に届いてしまっている。つまり原発を稼働させるかさせないかは日本人が決められる状況。
こう言うと「地球温暖化になる」。二酸化炭素は自然に存在するものだし、多少増えても地球や地球の生物だって許容する。一方、放射能は即座に影響をもたらし、取り返しが付かない。無くてもやっていけるなら、使わなくたっていいと考えます。太陽光発電パネルなら二酸化炭素を出さない。
クルマはガレージの屋根分の太陽光発電パネルがあれば、1年間で電気自動車を1万km走る分くらいの電力を作れる。10年頑張ったら、日本全体が排出する二酸化炭素の量は明らかに減ることだろう。クルマ好きとしての私の目標は、二酸化炭素排出量ゼロの生活であります。
追記・読者の方にドイツの最新の電力輸出入情報を教えていただきました。上にリンクしておきます。やっぱり輸出の方が多かったです。
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