次期型プリウス情報その1
すでにラスベガスやフランクフルトで先行発表されている次期型プリウスは、東京モーターショーで本格的なお目見えになる。それまで少し時間があるから、ということなんだろう。次期型プリウスの技術発表を行った。紹介にはたくさんのスペースが必要。まず一般メディアでは書いても皆さん関心示さない濃い情報からお届けしたいと思う。第二報はオートックワンです。
ということで日本にゃ関係無い最高速なのだけれど、私からすれば新型プリウスで最も重要な指針だと考えている。ヨーロッパでプリウスがタクシー用にしか売れていないのは、高い車両価格の割に遅いからだ。平坦地の最高速180km/h。普通180km/h出るクルマだと下り坂で200km/hを超える。されどプリウスは下り坂も180km/h。登り坂じゃ160km/hに落ちる。
ただ素晴らしいことに全域ストイキで燃やすそうな。アクセル全開180km/hだって燃料冷却無しの理想空燃比だということ。当然の如く高速燃費良いだろうし、最近話題のNOxなど規制対象の大気汚染物質も出さない。ヨーロッパ向けに2000cc程度のアトキンソンサイクル作り、200km/h巡航が出来るようになればディーゼルの強力な対抗馬になると思う。
走行用電池はリチウムとニッケル水素の両方使うのだけれど、実物を見たら驚いたことにほぼ同じ大きさ。それでいてリチウムの方が容量的に小さい。本来ならリチウムの方が高い性能持つ。同じ容量だったとしてもリチウムは小さいハズ。どうなっているのか? どうやらトヨタのリチウム電池、未だに課題をたくさん抱えているということなんだと思う。この件、後日ジックリ。
大いに評価したいのがボディ構造。テンガ、いやTENGは世界共通なのだという。すなわちアメリカのスモールオーバーラップまで対応しているということ。日本の量産車で初めてのスモールオーバーラップ対応です。衝突安全で大きく出遅れたトヨタながら、コレでイッキに先頭に出た。もし次期型プリウスの購入を考えているなら、スタンバイしておくことをすすめる。
<おすすめ記事>