秋まで待て
連日のように韓国勢やVW、GMの進撃ぶりをお伝えしている。おそらく諸兄は「日本どうなってる?」と隔靴掻痒(靴の上からカユい足を掻く=もどかしい)の思いをしているかもしれない。実際、震災以前の我が国の状況を見ると「厳しいですね」。その後3ヶ月近く経過。驚くこと
にこの間、ずいぶん変化してます。
直近の一週間、いろんな人と情報交換をさせて頂いた。もちろん皆さん具体的な内容についちゃ言わないし、聞いても教えてくれないから最初から聞かない。けれど「概念」や「方向性」は何となく解って来る。その結論として3ヶ月前の「厳しい」でした。でもこ
の一週間で得た情報から考えると「変わり始めましたね!」。
なかでも大きく変わってきたのがECOカーとECOカーについての評価(言うまでもなく環境車と経済車)。例えば「2気筒で60万円。リッター30km」みたいなモデルは、3ヶ月前までごく一部のメーカーしか真剣に考えていなかった。次世代技術のキーポイントである電池の想定価格も1kWh=8万円以上だった。
今や真正面から安くて燃費良いクルマを考え、電池に対
する考え方も根本的に変わり始めた。「2年もすれば電池はどこで買っても同じ」とか「液晶と同じで日本の電池メーカーは厳しい」と言ったことを、電池を調達する権限を持つ人達が認識している。時代の急速な変化に追いついてきたんだと思う。
残念ながら仕込み始めた段階ということもあり(新世代対応商品の仕込みも始めていない厳しいメーカーもあります)、具体的な成果になって現れるのは最短で2年後か? ということで各社「その間をどう繋ぐ」みたいな勝負になる。こらもう商品企画部門に”切れ者”がいるかどうかで決まってきますね。
ただ未だ守旧派の勢力や意見も強いようだ。変化させようとしても却下されたり、変化の量を小さくさせられたりする動きも出ている感じ。今こそ船長とチーフオフィサー(一等航海士)の能力が問われている、ということです。荒海を乗り切れるフネは多いと考える。秋になれば明るい情報をお伝えできることだろう。
・ECOカーアジアは「世代交代始まる」
<おすすめ記事>
前回の東京モーターショーは、あまりのショボさに眼を覆いましたが、今日行ったワイヤレスジャパンも、負けじ劣らずショボショボでした。
日本の進む道は、本気で「電気」しかないと、改めて実感しました。
クルマはハイブリッドと電気自動車。家(一軒家)では太陽光発電とエコウィルと蓄電。マンションではエコウィルと蓄電。自治体では太陽光・地熱・水力・風力・潮力発電。企業は、太陽光とエネルギー効率を極限まで高めたコジェネ。
余った電気で水から水素を作れば、さらにコジェネのサイクルが回ります。
これで日本は30年は食えます。しかも世界が羨む自然エネルギー大国になれます。
自然に恵まれた日本の国土に、感謝するときが来たと実感しています。
どうも若干の温度差が有るようです。
「プリウスαの7人乗りが300万円は高いのではないか」と、トヨタの部長級の方に話すと、
「電池は高いリチウムイオンでハイテクだから高くないょ!」と、言われてしまい、思わず
「それなら百万安いウィッシュのナビ付買いますわ〜」と、相成りました。
メーカーの営業さんは、高くないと安いぐらいみたいな感じでした。
章男社長と同世代の方ですが、良い意味で自信を持っているのか、
それとも大企業病なのか…。
ついでにFTー86の250万円も高いではと、聞いたのですが、
「20年前と違うんだよ」と、片付けられてしまいました。
20年前なら、210万円辺りで値付けしただろうな、という事です。
プリウスαやFTー86が、「30〜40万円は安く成らないのですか」という意見は、20年前の金額みたいです。
2011年の車だから適正価格みたいです。
秋まで待てを、読んだ後のやり取りでした。
(;∇;)/~~
貧乏は辛いっす
(ToT)
僕は国沢先生とは意見ちがいます。守旧派とけなされるほうかな?安い車作ることには賛成ですけど、今まで基本まじめに作ってんのか手抜きなのか、はたまた実力ないのか? 燃費いい安いだけじゃ日本車はだめでしょう。デザインが素晴らしいとか安いのにまともな普通の基本性能とか。どれも日本のメーカーが苦手なのか作れないのか?この分野を克服しないかぎり駄目なんじゃないかなぁ。意識改革してる人いても一部でサラリーマンだし無難に自分の生活のみでしょうきっと。 絶対日本車は安底燃費車をやってみても負けるはず。基本ができない事は、どの分野でもやっぱ駄目でしょ。頑張ってほしいですけど。
いつも、拝見させていただいてます。
今回の内容、奥が深いですね。
地震が無ければ、気が付かない事ばかりてした。
物創りで、日本人がまだ優秀と思いました。
原発事故により、電力不足も、更なる技術革新のチャンスです、国の方向転換もあり、産業構造の変化が起こると思います。
トヨタは今、破壊と創造を同時に経営方針にしているみたいです。
お客様が買えない車は作らないです。昔にこだわったら売れなくなり、即、経営危機です。日本メーカーに後はありません。
私は、欲しい車が遭ったら、努力して買います。
気持ちで負けるのが、大嫌いです!
ベストカーによると次期クラウンが4気筒になるとか・・・。
今後、いろんな車が出てきそうで楽しみです。
どんな技術が投入されてくるのか・・・非常に楽しみです。
日本がECOカーで世界を引っ張ってほしいです。