ディーゼル補助金

クリーンディーゼルを搭載するマツダCX-5が本日発表される。本来ならクリーンディーゼル補助金を受けられるハズなのだ
けれど、未だ決まっていない。いや、クリーンディーゼルだけでなく、リーフやプリウスPHVが対象となる電気自動車の補助金も決まっていない。これ、どう
いったことを意味するのか?

リーフやプリウスPHVに付いて言えば、事実上契約できない状態なのだという。そらそうだ。定価でリーフやプリウスPHVを買うような人は稀少だと思う。車両価格だって補助金の交付を前提に設定されたもの。CX-5の場合、それほど大きい補助の金額じゃないもの
の、買うとなれば18万円だって嬉しい。

そもそも補助金は出るのだろうか? 今のところ出す方向で動いているらしい。以前も書いた通りこれまでは電力業界によってスポンサーされていたようだけれど、非常に厳しい状況。そこで民主党の大きな支持母体である「連合」(自動車総連も強い影響力を持つ)が積極的にロビー活動をしているという。

今年はむしろプリウスPHVの販売目標など考えると(何と3万台程度!)、昨年度より大き
い補助金のワクが必要なくらいだ。 補助金の有りと無しでプリウスPHVの日本に於ける販売計画を大幅縮小せざるを得なくなるほど深刻。まぁ300億円プ
ラスαくらいの予算額で済むのだから、継続の可能性は高い。

問題は24年度分の補助金が決まる時期。御存知の通り今の国会の状況を見ると
電気自動車やクリーンディーゼルの補助金どころじゃありません。3月中旬までに何となくでもいいから決まる方向になれば100点。今の状態だと24年度の
予算内容は不透明のまま3月31日決着ということだって十分考えられる。

つまり補助金の決定までCX-5もプリウスPHVもリーフも
i-MiEVも受注活動を本格化出来ない、ということです。メーカーだって予約を受けたのはいいけれど、万一補助金が決まらないというリスクを考えれば生
産計画だって立てられない。電力問題と関係のないクリーンディーゼル補助金なんか出すべきだと思います。

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6 Responses to “ディーゼル補助金”

  1. たく より:

    今のところフーガハイブリッドがナンバーワン

  2. 白木 晴幸 より:

    なんと云っても最大スポンサーがコケちゃった訳で、政府としては〝ないソデは振れない〟とイイワケしたいトコロでしょう。
    電気とディーゼルは別物、は正論だと思います。でもサイフが一緒となると話がややこしくなります。官僚の頭の中にはカイゼンのカの字もありませんから…。

  3. ばたやん より:

    CXー5は人気出れば良いけど何か過去にどっかで見た様なデザインなんですが。山口のニュースでは防府工場で変速機を製造してるそうです。マツダの営業チーフみたいな人のインタビューで国内生産でも円高に負けない価格で輸出・販売していきたいとコメント。是非負けないでください。しかし売りのスカイアクティブエンジンの性能はどーなんでしょ、まだ実力を出してないだけ?

  4. さね より:

    いろいろな思惑が蠢いていて助成金がどうなるのかわかりませんけど、ディーゼル車は現役バリバリに昔からある燃料車なのでクリーンディーゼル車には早く決めてほしいです。ところでCXー5の4WDシステムはどんなスカイアクティブテクノロジーなんでしょうか? スカイアクティブ4WD…そんなんないか。どんなシステムの4駆か知りたいし、フルスカイガソリンの実燃費がゴルフや新型インプレッサに最低でも互角でないと重いSUVとはいえ、フルスカイアクティブなんで負けないでほしいかな… 負けそうですけど勝ってほしい。エネルギー回生ブレーキによる充放電のキャパシタはスカイアクティブ車には、安く後付けできるようにお願いしたいものです。アクセラやデミオにも勝手に命名ですけどスカイアクティブ4WD設定してほしい。

  5. 那須与一 より:

    助成金や補助金頼りにしなくとも、クルマが売れる世の中になって欲しいですね。
    収入は年々減っているのに、クルマだけは年々高くなっているよーな気がするんです。

  6. オーライ より:

    メルセデスさんのディゾットエンジンは
    どうなったんだろう?

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