HKSの足に驚く!
残念ながら日本製ショックアブソーバーの品質は世界のTOPに届いていない、と何度か書いてきた。最近、KYBやショーワ、日立が「おおっ!」と思える製品を作ってくるようになったし、自動車メーカーの部品購買部門もショックアブソーバーの重要性を認識し始めたと言う。急速にレベルアップしていくことだろう。
しかし! 趣味の分野の「さらに良質のショックアブソーバー」というレベルになると、日本製は依然厳しい。「違いの解る人」を見ると、オーリンズやビルシュタイン、ザックスなどを購入してます。ちなみに競技も同じで、海外のラリーで使われているグループN用ショックなんか外国製ばかり。
日本の工場で生産している製品で「イケますね!」はオーリンズくらい。そんなこんなで「HKS製のショックアブソーバー」と聞いたときはピンとこなかった。しかしHKSといえば「凝る」ことで有名。少し期待して試乗してみたら‥‥。ビックリギョウテン! 日本でもこんなショックアブソーバーが作れるのね!
詳しくは5月26日売りのCT誌で紹介するけれど、ショックアブソーバーを交換しただけで初期型GT-Rの乗り心地が「圧倒的に質感上がった2012年モデル」に勝るとも劣らない状態になってしまった! ソフト目の設定にしておくとポルシェ911と同じくらいになる。こらもう久々に目からウロコが落ちましたね。
ショックアブソーバーでクルマの乗り心地や質感が変わる、というのは私の主張だったけれど、HKSの新しいショックアブソーバーを試すと100%納得していただけると思う。「何でこんな良いショックアブソーバーなのに話題にならんのだ?」と永田に聞いてみたら「イメージが弱いんだと思います」。もったいない。
少しリッチな人で「本当に良いサスペンションが欲しい」と思っているならイチ押し! 特に2012年モデル以外のR35のGT-Rに乗っているなら文句な
し! GT-Rの本当の良さが解る。トヨタ86やBRZもお金持ちならコイツしかないでしょ。ちなみに86用はバネ付で18万9千円。プリウス用も欲し
い。
・ECOカーアジアは「プリウスのユーザー車検は超簡単で3万3750円」
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シルビア(S13)に乗っていたときは自分でビルシュタインのショックとタナベのバネに交換してました。ランエボ6の時はスーパーオートバックスでHKSの社員らしい人が来ており、さりげなくHKSのショックを勧められましたが、車高が下がるため(アルミ製でもないし)購入しませんでした。近頃は車高が下がるものばかりで他の物も結局購入しませんでした(ノーマルでもリップスポイラーが地面に擦っていましたから)。
2輪でもオーリンズが有名ですが(自分のNSRのリヤに交換済み)、近頃はSHOWAもいい物を出しておりBPF(ビッグピストンフォーク)などは性能もよく国産メーカーのスーパースポーツに標準採用されています。KTMではWP(ホワイトパワー)を標準採用しています。
HKSのインサイト用の車高調を本気でつけようかなと思ったことありましたが車高落ちすぎだし、ショーワのサスキットと迷ってるうちに元々がボロい車体や足まわり設計のに着けても直進安定性などよくならないと書き込みを見て、インサイトに金かけてもしょーがないか?と思い止めたんですけど… 着けてみようかな?その手のアフターパーツはお店で現物もないし試乗できないのが痛いですよね。でもそりゃ無理か、だよな会社の規模考えたら。 インサイトのような出来損ないの足まわりに着けたら、乗り心地意外直進安定性などよくなるんでしょうか?GTRは値段も元ね素材がよいから凄いんでしょうけど。うーん変わるとなれば買いだけど、悩むなあ。インサイトが劇的によくなるとはどーしても思えない… 国産メーカーはecoもいいけどそのあたり特にトヨタやホンダや日産、まともに基本を作りこんでください。なにもポルシェみたいにしろとは言わないし、普通に運転しやすく、ある程度は乗り心地よく…無理だな燃費至上主義とコスト削減至上主義の先生のゆう、それだけの原理主義的車がもてはやされてる現状じゃあ。悲しき日本市場車達、またそれだけしか目にいかないユーザー自分も含めて。なんだかなぁ
永田氏はご健在なんですね。
ブログが放ったらかしなので、すっかり評論家業は諦めてしまったのかと思っていました(苦笑)