雪道もFFで?
今までの日本は「イケイケ」上等だった。したがって雪道も4WDでガンガン走ることを「是」としてきたんだと思う。されど今や必要最小限を「是」とする。さすがの私ですら競技以外、4WDに乗って雪道をガンガン走ろうという気を失ってます。しかもスタッドレスタイヤの性能向上により、FFだって案外走れてしまう。
先日、アップダウン多い湯沢近辺の雪道をFFのプリウスで走り「むしろFFの方が安全か?」と感じたほど。登れないアイスバーンは無かったし、逆にFFで登れれば下り坂もブレーキきっちり効く。ブレーキ、4輪に作用しますから。加えてFFで雪道を走るとアクセルコントロールしなければならず、ドラテクも上達する。
もちろん深雪を走らなければならない地域なら4WDも必要だろう。けれど普通の条件で使う人であればFF+高性能スタッドレスタイヤの方が安全かもしれません。横滑り防止装置付きのクルマだと、ブレーキもコーナリングも4WDとFFは同等。だったら滑りやすい路面で加速の鈍いFFの方が安心だ。
その場合、高い性能を持つスタッドレスタイヤ履くことが条件。性能悪いタイヤだと滑りやすい登り坂でスタックします。つまり5年前のスタッドレスタイヤのレベルなら4WDの必然性があったワケ。そんなこんなで、雪道を走る機会の多い私ですら、4WDのニーズを感じなくなっている。今後もFF上等か?
スタッドレスタイヤ選びの続き。何度か書いてきた通り、タイヤメーカーが隠しておきたいスタッドレスタイヤの弱点は「経年性能低下」と「燃費低下」である。この2点、タイヤメーカーのWebを見ると非常に興味深い。通常のゴムを使うスタッドレスタイヤは、時間の経過と共にタイヤが硬くなりアイスバーンのグリップ落ちます。
したがって自信の無いメーカーは、この点について明言していない。逆に言えば、アピールしていないメーカーのスタッドレスタイヤって経年性能低下を普通にする。具体的に書けば、1年後で5%。2年後に10%。3年後20%といったイメージ。経年性能低下が少ない、と主張してるのはブリザックとIG50のみ。
燃費低下をもたらす転がり抵抗について主張しているメーカーはさらに少ない。さすがのBSも自社製品の弱点を認識している。しかもタイヤメーカーって絶対ウソつかないです。この点についちゃ「素晴らしい!」と思う。ということで転がり抵抗小さいことをアピールしてるの、ヨコハマのみ。これまた自信あるということ。
・ECOカーアジアは「50年前の軽自動車はECOだ」
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雪道はFFで十分という意見賛成です。
私は北海道に住んでいてずっと四駆乗ってきました。
北海道では四駆じゃなきゃねみたいな空気があって、ディーラーで見積もり取りに行って何も言わないと自然に四駆の見積もり出すほど。
でも今回初めてFF車購入しました。
結果から言うと十分。
ツルツルアイスバーンでの発進は確かにもたつくけれど、トラクションコントロールがあるので気にせず踏んでればノロノロながら進みます。
坂道でツルツルだとあがらない可能性はあるけれど、それは片方のタイヤを雪の積もっている道路脇にのせることで対応。
お腹がするような積雪でもなきゃスタックすることもないです。(そもそもそんなところは四駆でも怪しいですが)
スピード出し過ぎた時コーナーで理由はわかりませんが今までの四駆よりもリア流れていきますが、横滑り防止機能が働いて瞬時に体制を立て直します。
今まで乗っていた四駆でリアが滑ると大変で、FFは限界は近いけれど、その分立て直しも容易だという印象。
限界になると危険な四駆より安全です。
ごくごく一部の地域を除いて北海道でもFFで十分だと実感しました。
生まれ育ちが北海道の私でも、愛車はFF。
乗り馴れているから苦じゃないし、国沢さんの言う通り『ドラテク』も身に付くから、一石二鳥かと思う。
北海道でも雪道の事故起こす人は、AWD派が以外と多い。
(AWDは安全だぁ!との先入観からか、無謀な運転を引き起こしての事故)
今年もFF愛車で北海道へ正月帰省しますけど、安全運転オンリーします。
FFにLSD(ワンウェイ)付きに乗っていました、タイヤチェーンも用意していましたが使う機会は無かったです、志賀高原、蔵王、面白かったですよ。
でも、ノンパワステだったのでハンドルをしっかり押さえていないとダメだったし、シートバックを起こして力の入る体勢でないとハンドルが回せませんでした。
ええ〜… 北海道でアイスガードじゃなく違うスタッドレスでFFしたが、札幌市内の交差点ですら発信ままならず右へ左へふらふらと、スピード出さなくても軽いブレーキですら止まるときはABSがいつも働いて大変だったから4WDにしようと思ってました…。アイスガードならあの北海道でも余裕なのか!? 考えさせられるなぁ… 地元のおばちゃんなどからは4WDにしないとこの辺りの冬は大変よ〜 などとアドバイスされたが、確かにプリウス走ってたなぁ…ニセコやオホーツク方面は流石にFFは自分だけでしたが…。 プリウスは高性能なのか? ドラテクなんてないですがカウンターやあてて走るのは滑ったら普通でしょ?誰もがするはず。 4WDに興味なかったから知識つけるため調べまくったんですが、4WDはいらないかぁ。確かに出来の悪いパッシブ型の4WDはFFより危険と書いてありました。 うーんでもなおさら4WDが消えゆく駆動方式なら一度はやっぱし乗ってみよう。最近きずいたんですがFF横置きベースの走破性能がスバルに勝てないのか?制御などFF横置きベースも頑張ってますが重量配分わるく、プロペラシャフト長い、エンジンマウント構造上、パワープラント前後に動きトランスファーなどに負担がかかるので、コストの問題もありますが強度的に限度がある。前からきた動力源を構造上前から後ろにトルクの駆動配分 スバルは縦置きトランスミッション内にスバル独自のMPーTトランスファーがあり、前へ後ろに駆動配分。重量配分よくエンジンマウントがへぼくても関係ないしプロペラシャフトも短い。だから基本性能的にトラクションで優位。センターデフ無しの安い4WDシステムの話です。ランエボなどになると金かけてるし違うと思います。横置きFF電子制御カップリングは同じ会社の部品を使って各社のセッティングです。ホンダ以外(笑)オリジナルだなあくまでホンダ。スバルは独自設計で4WDにするには都合よいパッケージ、構造上4輪にエンジンブレーキもかかる駆動配分だけじゃなく基本6:4の割合は直結にちかいから分かり易く重量配分でゆってるだけかなり普段は前よりと思います… 調べ、勝手に想像した結論です。詳しい制御は秘密みたい。VDCはブレーキLSD内包してオフでも機能するからナイス FFにもナイス。パワープラントは動くから本格クロカンは全部縦置き…間違いか!? スバルも日本車横置きFFはエンジンマウントへぼい損してる…
もうフルタイム四駆は要らないですね。
パートタイム四駆で十分事足ります。
数年前と比べて、
1.スタッドレスの性能向上
2.VSC&TRCの装備(大衆車への標準化)
で、日常的な場面ならば、FF(ないしFR)で
問題なく乗り切れるようになったのでは、と思います。
自身の経験だと(FF/TRC無車)、
凍結登坂路での再発進で、どのように進路をとっても
空転してしまいチェーンが必要。
4WD車はなんともなく発進していきました。
「ここぞ一発」の場面では4WD様々です。
もちろん、雪・凍結路だけではなくて、
日常のドライ・ウェット路面での操舵特性にも違いが
出てきますから、4WDが不要とまでは思いません。
私は、4輪にトラクションが掛かって出る挙動の安心感、好きです。
国沢先生、こんばんは。
所有しているマシンは10台くらいありますが、
メルセデスのSLK以外は、全て四駆です。
昨年は所有物件の前で15センチの積雪で埋まったプリウスをマジェスタの四駆で引っ張り出したら、
同乗者の老婆が拝んで感謝していました。
ワタクシの本業は激安不動産投資家ですが、
物件の巡回は四駆でないと無理です。
一度、
真冬の北海道で走行実験を実施してクダサイ。
田舎でスタックすると、
凍死を覚悟します。
投資の前に凍死しては、
シャレになりません。
CASHFLOW101
僕は助手席要員なので恐縮ですが、道内のある友人の話を。
ちょうどスパイクが禁止された頃の話ですが、友人はFR車(MT)で札幌や太平洋側(圧雪より氷路面が多い) を普通に乗り回してました。曰く、JR北海道の標語をもじって「冬こそFR」だと。FFは発進時はラク(空転しても尻を降りにくい)でも減速時(特に下りカーブ)に気を使うと。エンブレの制動が前輪にかかるからでしょうか。逆にFRは発進時は(急発進しようとすれば)尻を振りやすいがエンブレは後輪に効くからと。他車への危険度としてはFFの方が高かったのかもしれません。
と、過去形で書いてますが、今はAT全盛でエンブレの出番も減ってますから事情は違うのかもしれませんね(そもそもFR車が希少ですが)。ただ近年のようにいきなりの豪雪みたいなケースが増えるとやっぱり保険としては4WDがいいかなとも思います。(深川留萌道で大雪の観測が追いつかず通行止めが遅れて新雪10cm?・視界最低の道を延々走らされたこともありました。怖かったです)。
コメント遅くなりましたが、国沢さん 雪上テストありがとうございます。見ていて面白かったです。
ブリザック レボGZもブリザック初のエコプロダクト商品で転がり抵抗係数は過去のブリザックシリーズの中で最小みたいです。
カタログによるとレボGZは5年くらい前のブリヂストンの最も定番タイヤだったBスタイルEXより転がり抵抗係数が小さいそうなので、スタッドレスタイヤの中ではトップクラスの転がり抵抗の小ささだと思います。
DNAエコスとBスタイルEXはほぼ転がり抵抗係数は同じくらいだと思いますので。(多少DNAエコスの方が転がり抵抗小さいかもです。)
ただレボGZとアイスガード5ではアイスガード5の方が転がり抵抗は小さいと思います。アイスガード5は転がり抵抗係数低減にかなり力をいれてますからね。
レボGZもアイスガード5も非対称形状でふらつきや摩擦にも強いですし、経年劣化が少なくて、効きが長持ちするところが素晴らしいですよね。
アイスガードトリプル3からアイスガード5への進化、レボ2からレボGZへの進化の振り幅はすごいです。
昔よく濁河温泉に行きましたが、ここの道は雪が降ると除雪車が入るまではFFではスタッドレスでは無理で、スタッドレスにチェーンを着けて何とか凌ぎました。
深雪の中でチェーンを着けられる人ならFF:で良いと思いますが、私は横着なので保険の意味で4駆に変えました。
幹線道路しか走らない人と、あまり除雪車が入らない道も走る人ではニーズがちがいます。
自分の用途に合わせて判断すれば良いでしょう。
2WDも4WDも乗った感想からは(何シーズンも)、
基本性能まるわかりですね。
20ソアラはほんと曲がらなかったです。
同じFRの36BMW3は雪道でも意のままに動くので楽でしたよ。そろそろケツ滑るなあ、とかドライバーに伝えてきますからね。BMWは。そのあとのコントロールも楽ですし。
ムーヴの2WDは過不足なく動けます。雪道でも動けねえ、とかはほぼ無いですね。家の前でスタックしたときは有りますけどね。(段差だけ気を付けましょう)
旧エクストレイル4WDはホントに楽ですね。発進だけですが。山はこいつでしか行きませんけどね。
あとスタッドレスの個人的な寿命ですが、冬道5000KM乗ったとしてチョイ前のファルケンで3シーズン、BSのレボ2は4シーズンてとこですね。5シーズン目のBSトラコン効きまくりです。まっすぐ走ってるのにトラコン作動しますね。去年との比較で全然曲がらなくなりました。
年がばれますが、昔は皆FRで金属チェーン、それでスキーとか行ってました。私個人は昔はシーズンに十数回行くくらいスキーにはまってましたので、タウンエースのパートタイム4WDでオールシーズンタイヤでした。8人乗れて荷物も積めたので大変好評でした。兵庫県の千種高原によく滑りに行ってましたが、雪が積もってくると空気圧を1,5気圧くらいに落として後続車の居ないところで必ずブレーキテストをして安全運転で行ってましたね。地元のFRの金属チェーン履いた車によく抜かれていました。雪国の人は運転うまいですね。降雪地域の知人によれば雪降ったらFRはサイドブレーキを引いて走るとか、後輪に荷重を掛ければ走れるそうです。タウンエースは今時の4WDはまず付いていない副変速機付きだったので20cm以上積もったところでもローレンジでブレーキの踏み方を調整するだけで走れてましたね。今は横滑り防止装置や高性能なスタッドレスタイヤがあるのでFFで十分じゃないでしょうか?バンパー埋まるくらいの積雪とかだったらデフロックの付いた腰高な4WDじゃないと無理でしょうけど。今時そんな車有るんだろうか?ジムニーくらいしか思い当りませんが。
今、レボGZ履いてますが、やっぱり乾燥路ではゴワーって音が気になるっす。
アイスガードも履いてみたいなー。
やっぱり当社比だけじゃなく
他社製品と比較できる絶対値が知りたいですね。
オールシーズンタイヤ装着のFFレオーネで雪の熊本大観望を完走したことがありました。凍結坂道を立ち往生しているトラックを夏タイヤのFFスプリンターですんなりと追い越してみせたこともありました。
走るだけならFFで十分だと思います。速度を落とせば安心度も高まります。
ですが駆動輪をスタックさせてしまった場合を考慮して、自力での脱出が期待できる四輪駆動車に投票させて頂きます。
月並みな表現ですが、FFか4WDかは運転者の考え方によるでしょうね。いくら道路が除雪してあっても敷地から出るまでに4WDが必要な人もいれば、敷地内の除雪を欠かさない人もいますし。除雪した道路に限れば、私はFFのほうが安全だと思います。峠に至るまでの上り坂で(アクセルで)凍結に気がつくからです。4WDだと、下りになってブレーキを踏んでから気がつくこともないとはいえず、そうなれば相当危険な状況です。そうなることをあらかじめ予想して慎重な運転をする人であれば、FFでも問題なく走破できるでしょうし。結局、敷地内の除雪をできる環境にいるかいないかの違いだけかなぁ。そうそう、オンデマンド4WDの中には、突然プッシュアンダーを助長するものもありますね。これ、結構恐いです。
昔乗っていたメルセデス・ベンツ260E/1992年式(ESP非装着)は思い出すだに恐ろしいシロモノだった―いちど友人のスノボに付き合うべく雪道(深さ13cmほど)を走行した所、テールが左右にワルツを踊り出し、四駆で来ていた友人は小生をケタケタ笑ったものの当方は笑い事ではなくコントロールの維持に必死、結局旧世代メルセデスはスタッドレスを履かせようともデフの鋭敏さを重視するあまり低ミュー路での操縦性にテクニックを要する設計だった(この点はBMWも全く同様)ことが立証されたわけだ。
さて今のヴィッツ1300U-L/2004年式はCVTのプログラム設定も絡んでか容易にホイールスピンを伴い、やはり雪道向けではないのは辛い―幸か不幸か当方は積雪地区に行く習慣が無いとはいえ。
走る道を選ぶ、家の雪かきをちゃんとやるのを前提としてFFで十分に1票(デロンデロンシャーベットは×)。
4WDは事故が多いという声が多いですが、スタックも多いです。デミオ君にも入るスコップを常備していますが、結構4WD助けてます。やはり過信があるのでしょう。センターデフロックかけて新雪に突っ込んでいきスタック。雪かきして、押しても出ないな〜と思ってたら横滑り解除してないじゃん!!
最近の車はTRC、横滑り防止デバイス付きが多いですが、解除の仕方1回は練習しておいて欲しい。といっても長押しするだけですが。FFでスタックした場合でも前進、後進に加えてハンドルを左右に深めに切ることを足すと結構抜けれるのでお試しあれ。
昔GC8に乗ってた変態な先輩がいるのですが、今は10年ちょっと前のアルトで、ラリスタ履いてプロペラシャフトのカップリング溶接でロックしてます。
「雪道の減速・旋回で挙動が乱れない」のです。
FFのモデルでは非常に危ういです。