リーフ、売れていない?
リーフは販売不振という報道も少なくないけれど、4月のアメリカの販売台数1937台。3月も2236台を売っており、年間販売台数3万台が見えてきた。アメリカで3万台売れれば、日本を含めた世界販売台数で5万台レベルになることだろう。この台数、多いのか少ないのか? 何と! 初代プリウスより優秀です。
ちなみに初代プリウスはついに年産5万台を超えられなかった。ヒットの兆しが出てきたの、2代目モデルから。ほとんどフルモデルチェンジと言って良い初代プリウスの大マイナーチェンジも空振りとなる。なぜか? こらもう簡単。デザインである。不評だったデザインを開発チームの意地なのか、全く変えなかったのだ。
ちなみに初代プリウスの後期型と、ヒット作となる2代目プリウスの主たる違いはデザイン。実用燃費や機能面についちゃほとんど変わっていない。初代プリウスのデザインって、どう考えても「う〜ん!」。オーナーだった私も最後まで「カッコ悪いクルマですね」と思っていたほど。話は脱線した。リーフの売れ行きでした。
気になるのは「リーフがいつから売れ始めるか?」というもの。結論から書くと「読みにくい」。大幅に値下げした結果、プリウスより生涯コスト(車両価格+エネルギーコスト)が低くなった。冷静に考えれば、もはや電気自動車は「ライブドアニュ-ス」の記事のようにお先真っ暗ということなど絶対ないと考える。
オールアバウトで「アクアとプリウス、買うならドチラか?」というガイドを書いた。どう考えてもプリウスの方がお買い得だと思うけれど、皆さんアクアを選ぶ。クルマの売れ方って本当に読みにくい。ちなみにアクアとリーフの生涯コストはイーブン。ということがもう少し理解されれば、リーフだって月間2千台くらいの市場はある。
<おすすめ記事>
後ろの視界が悪くてセンターコンソールが邪魔なプリウスより欧州で販売されてるオーリスHVの方が使い勝手も乗り心地がいい。
同じく内装が貧弱で狭いアクアより欧州で販売されてるヴィッツHVの方が広くて快適。
トヨタさんオーリスHV・ヴィッツHVを日本でも売ってください。
先日座間大凧祭りの会場でリーフと
リーフバッテリーを使った電力供給車の展示を
やっていたスタッフとお話をしたのだが、
電気自動車も街乗り下駄車ばかりではなくて、
むしろ電気としての特性を活かした
スポーツカーを作っても面白いと思う。
実際に電工組所有のIMIEVに試乗したこと有るが、
すばらしい瞬発力でやんちゃな運転するには楽しい。
これはみんなが思っている以上に
ポテンシャルを秘めている。
最初は「箱根アタックしたら帰ってこられるの?」
なんて揶揄されるかも知れないが、
良さが解れば絶対に支持されるはず。
それにリーフとか買う人って結構「セカンドカー」
としてある意味道楽的に買う人も多いから
それならばなおのこと「遊んで楽しい車」の需要は
多いはずだ。
スカイラインGTのようなタイプで良いと思う。
勿論操縦系もそれに相応しく備える。
マニュアルではないが同じように力行/回生を
手玉に取れるシフトメカのような要素は絶対に欲しい。