ETC割引廃止?
昨日アクアラインのETC割引終了の件を取り上げたら、やはり東京近郊以外の人から「通行料金の補助に税金を投入するのは
おかしい」という意見が出た。今日は視点を変えてみたい。アクアラインだけでなく全国の高速道路で行われているETC割引も来年3月31日を持って財源無
くなります。
継続しようとしたら、補助のため税金を投入しなけばならない。クルマ好きですらアクアラインの補助に賛同しない人が少なくな
いのだった。高速道路の補助金だって「ケシからん!」という声はたくさん出てくることだろう。果たしてアクアラインや高速道路のETC割引って税金のムダ使いだろうか?
こんな時は原点に立ち戻るとよい。そもそもETC割引を始めたの、目的税(徴収したギョウカイで使う)だった自動車関連諸
税が余り始めたからだ。最後の方はクルマと全く関係の無いハコモノまで作られる始末。余剰金をETC割引の財源にしましょう、という流れになる。つまり自
動車ユーザーの負担です。
されど自動車関連諸税が普通税になってしまったため、一旦普通の税金と同じオサイフに入ってしまう。この時点で「そら違うだろ!」なのだった。本来、アクアラインや高速道路のETC割引に使われる財源は自動車から徴収したもの。正々堂々と「ETC割引を継続して欲しい」と言う権利を持つ。
問題は自動車ユーザーの代弁者がいないこと。優れた官僚でも自動車側に居れば何とか調整してくれるだろうけれど、政治家は期待出来ない。「休日」「深夜」
「通期」「早朝夜間」など50%割引の対象が全て正規料金になったら、相当の出費増になる。影響力のある人は反対の声を大にしましょう。
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これまでの政府の論理からすると、
高速道路の割引は経済活動にも役立ってきました。しかし、来年で財源がなくなります。これは由々しき事態です。国民のみなさん、この制度を維持するために自動車関連諸税を値上げしますが仕方ないですよね。
としかなりそうにありませんね。
常々、何のためにあるのか疑問に思っていたのですが、こういう時にこそ「日本自動車連盟」って活躍すべき団体なのではないでしょうか?
ロードサービスが自動車保険に付帯する時代、レジャー施設の割引クーポン屋でしたら、最早要らないのではないかと。