スカイライン60周年。販売台数は40分の1に

日産が六本木で歴代スカイラインの展示を行っている。60周年だという。中島ヒコウキ繋がりのスバル360と同級生だったのね。ちなみに初代スカイラインはプリンスのクルマで(プリンスは荻窪にあった中島飛行機のエンジン部門)、中川良一という素晴らしいエンジン屋さんがいました。

本来なら目出度い60周年ながら、少なからぬメディアが「販売台数は最盛期の40分の1に」と紹介している。確かにスカイラインの低迷は顕著。特に現行モデルで販売目標を極端に絞ってから、話題にも上がらなくなってしまった。もはや自動車雑誌を見てもスカイラインの記事など無し!

もし日産がホンキでスカイラインを売りたいなら二つのチョイスがあると思う。一つは中国などで箱スカをイメージしたレトロなモデルを作る作戦。いや、箱スカのコピーでもOK。最新の技術を使えば、箱スカのデザインのまま全幅を1700mmくらいに広げ、衝突安全性もクリア出来るだろう。

二つ目は、ノートeパワーの技術で後輪駆動車を作る作戦。エンジンを発電機と割り切れば、モーターで後輪を駆動したってよい。この手だとFF車のプラットフォームを使い、駆動輪を後輪に出来る。ノートeパワーはハイブリッド車的な仕立てだが、エンジン直接駆動と全く同じ制御だって可能。

技術の革新で今までなら考えられなかったようなクルマも作れるようになってきた。私は箱スカのコピーでも、モーター後輪駆動タイプでも、出たら欲しい。

 

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