スタッドレスタイヤ選び

酷暑の中、ヨコハマとダンロップ、ミシュランが新しいスタッドレスタイヤを発表した。いずれも内容を見ると「超進化」をア
ピールしている。例えばダンロップは「ダンロップ史上最強の氷上性能」をうたい、ミシュランも「氷上性能を大幅に向上」と言う。果たしてどれを選んだらいいか? 残念ながら私ですらサッパリ解らず。
 
試乗会に呼ばれた人達はホメるだけだし、呼ばれない人は乗れない。そもそもベンチマークになっているBSの『REVO GZ』を超えているのかどうかも不明。こういう時はどうしたらいいか? 答えは二つ。正攻法として「買って比較する」。今や「比較テストします」というと、タイヤを提供してくれぬ。お金掛かりますね〜。
 
二つ目は「メーカーの開発担当者に聞く」。自動車メーカーって相当キッチリとタイヤの評価を行っている。今までは多くのメーカーが乗用車についちゃBSを。SUVはヨコハマを基準タイヤにしていた。そらそうだ。少しでも良いデータを取りたいですから。当然の如く広報車に履かせるタイヤも高い評価を得ている銘柄。
 
インポーターによっちゃ妙な銘柄を選んだりしますけど‥‥。日本のメーカーは絶対外さない。さてさて。今シーズンはどこのタイヤを基準タイヤにしてくるだろうか? 聞くわけでございます。自動車メーカーにとっちゃ市販のタイヤ性能は機密の対象じゃないのだった。その中から今シーズンは2つくらいをテストしてみたい。
 
せっかく買うのなら少しでもコストパフォーマンスの優れたスタッドレスタイヤを買いたいモノ。なるはやで情報を集めたいと思うので、今シーズンにスタッドレスタイヤを買い換えようと思っているなら、しばしお待ちください。皆さんがメディアを重要視してくれれば雑誌も売れてスタッドレスタイヤの比較テストも出来るのに!
 
私の見果てぬ夢は、こういったテストを自前で行うこと。死ぬまでに具現化出来たら本望だ。自分の理想を追って亡くなった山本美香さんの足下にも及ばないけれど、少しでも前に進みたいと思う。
 
・ECOカーアジアは「BMW320dに腰を抜かす

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3 Responses to “スタッドレスタイヤ選び”

  1. 小松 より:

    比較した雑誌をあらかじめ告知してくれたら、自分は100%買います。
    それどころか、スタッドレス比較特集するなら、1000円出してもいいです。(このサイトで包み隠さずやるならもっと出してもいいと思っています。)
    圧雪はどこを買ってもいいのはわかっています。
    問題はブラックアイスバーンです。
    ABSがカラカラいい、ブレーキが効かない恐怖。
    北海道に来て3年たちました。自分の運転が慣れてきたのかとも思いますが、2年前、ブレーキが効かず、何度も飛び出してしまった恐怖は忘れられません。

  2. 清水 より:

    初めての投稿です
    いつも楽しみに拝読しています
    以前から思っていたのですが
    国沢さんが自由に使える資金団体(ちょっと大袈裟ですが)作りませんか
    会費は年間一万円くらいで
    会員は何の見返りも求めない
    得られたら情報は誰でも見られるなんていかがですか
    唯一会員の特典として 年1回か2回の総会(全国持ち回りで)
    そんなクラブが出来たら素敵だと思うですが

  3. 那須与一 より:

    国沢先生のジャーナリスト姿勢を尊敬します。
    実際、ステマや洗脳、CM、イメージで、本当にどの商品がいいのか?がわからない時代になってきています。
    スタッドレスタイヤなんて、雪国の命に関わるもの。私は中古タイヤでしか判断出来ませんし、それで事故もしたりしました。
    海外メーカーより、やはりBSの評価ですが、それすらたまたま、中古タイヤの溝と山があったに過ぎないかもしれません。
    今年はRZ新品を買う予定ですが、それでさえ疑問を持ちながらの購入です。
    日本でも真のconsumerレポートって出来ないでしょうか。

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