”新しい”クルマが欲しい

いやいやタイしたもんだと感心しきり。先日、大型家電店に行ってPC売り場を見たら、いつの間にか日本メーカー製の「ネットブック」と呼ばれる小型
PCがたくさん出ている。このタイプのPC、先日まで「儲からないから」と日本のメーカーは全く手を出していなかったため、台湾勢に圧倒されてたのだ。

日本製のノートPCは機能を拡充し過ぎた結果、20万円前後になっていた。一方、台湾のノートPCときたら5万円以下。ネット見たりブログ書いたり通販サイ
トを見たりするなら5万円以下のPCで何ら問題ない。そら台湾のPC買うワな。しかし! 昨年秋のエプソンを皮切りに続々日本勢が新製品をリリースしてき
たのである。

製品を見ると「こら勝負つきましたね」。やはり日本のネットブックの方が仕上がり良い(HPやレノ
ボ、DELLも頑張っている)。おそらく海外のマーケットでも強い競争力を持てるんじゃなかろうか。確かに利幅は少ないかもしれないけれど、新しい市場に
取り組んでいかない限り「生き残る資格が無い」ということなんだと思う。

自動車も全く同じ。とにかく「妥当な価格で」そして「新しく」さらに「楽しく」です。個人的には「楽しく」が一番重要だと思っている。クルマの楽しさの原点って何だろう? トヨペットの営業担当によれば「プリウスをオーダーした人に話を聞くと今まで全くトヨタ車に興味無かった人が半分くらいいらっしゃいますね」。

何でも輸入車や、国産車でも趣味性の高いクルマ(レガシィなど)から乗り換える人が驚くほど多いのだという。燃費の良さと同じくらい「楽しそうだから」を期待しているそうな。そして試乗すると皆さん「面白い!」という反応を示すらしい。自動車専門誌でもプリウスの記事は人気上位に入る。どうやらクルマ好きに
も支持されている?

私も久しぶりに「いぢりまくるか!」。人間の心理というのは不思議なもので、同じクルマが増えるとオリジナリティを出したくなるらしい。「楽しそうな新型プリウス」用の用品、売れると思います。さてさて。文頭に戻る。このご時世、最低で250万円
という乗り出し価格のプリウスは、やっぱり厳しい。もう少し安いクルマが欲しいところ。

自分で企画するなら、ゼンマイタイプのアイドルストップ装置付き1、2リッター3気筒で、バイク式のシーケンシャル5速ミッション(ATはそいつベースのロボタイズド)と組み
合わせる。サイズはインサイト程度(CD値0、27くらい)。車重1000kg。デザインは素質ないので能力のある人に任せたい(誰か書いて送っていただけますか?)。

日本の自動車メーカーもネットブックのような「安価で楽しい」製品を出すべきだと思う。でないと来年後半あたりから競争が激化するだろうアメリカ市場で、韓国や中国勢(GMが中国製のクルマを導入する可能性大)に遅れをとることにになる。大きなターニングポイントを迎えてます。

さてさて。皆さんならどんなクルマ作りますか?

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9 Responses to “”新しい”クルマが欲しい”

  1. HT より:

    安くて楽しい車、いいですねー。
    私的には5ナンバーサイズに横幅が収まるコンパクトなハッチバック車に1.2リッター程度のエンジンと自動アイドリングストップ装置を組み合わせ、ミッションは最近流行の6速DSG?を採用し、レスポンスが良く歯切れのいい車が欲しいです。
    日本メーカーが新しく取り組むべき技術と言えばDSGなどのデュアルクラッチミッションではないでしょうか。日本でもDSGを好む層はきっと多いはずだと私は思います。
    また、MT車を出すにしてもヒルスタートアシストや今度某車に採用されたシフトダウン時に自動で回転数を合わせてくれる装置をもっと積極的に展開すれば売れるではないでしょうか。

  2. アマチュア部員 より:

    そうですか。プリウスは「面白い」という感想が多いですか。
    私は前型(20型)をレンタカーで借りて乗った程度ですが、面白い=新鮮な運転感覚 という感じがしました。
    そして、その「新鮮な運転感覚」は今まで長いこと普通のエンジンのクルマを乗っていたから新鮮な訳で、THSの運転感覚に慣れてしまったら、意外につまらないんじゃないかとも想像しております。
    古い考え方かもしれませんが、内燃機関のエンジンは音やトルクの出方など、エモーショナルで簡単には飽きない、すばらしい機械だと思います。
    勿論、環境問題やエネルギー問題を考慮すれば、全く別の意見になりますが。

  3. Ito より:

    内燃機関自動車は枯れた技術なのに、いい車はどこまで走っても面白いです。今乗ってるクルマもまさにそういう車です。きっと、言葉や数値じゃ表せない性能があるのでしょう。
    私は、次の車に新プリウスを考え、発表早々何回か試乗に出かけました。確かにモーター走行による新鮮さはいまだに健在ですし、以前はほめられたものでなかった足回りも新型は及第点になりました。
    人一倍プリウスには期待していましたが、試乗して出した個人的な結論は、「別の車を考えよう」というものです。なんといいますか、どこまでもハンドルを握りたい車ではありませんでした。
    私の車の選択基準は、夜な夜な走りに出かけたくなるような車か?という単純なものです(笑)冷静に分析すると、自分は典型的なスポーツモデルマニアなのかもしれません。
    あとは、プリウスがここまで売れてしまうと買う気も失せますね。初代プリウスの存在感はフェラーリかなにかが走っているくらいに大きかったです。しかし、今プリウスに乗ってもそういう優越感はありません。逆に言えば、それだけ普及したということですが。
    個人的にメーカーに頑張って作ってもらいたいのが、GT-Rみたいな車ですね。典型的なスポーツカーをつくれというわけではなく、「あんな車買えるくらいまで出世してやるぞ」という勤労意欲を盛り上げるような車が出てほしいです。その条件は、頑張れば買える値段であり、普及車とは一線を画す存在感を持つことです。そうはいっても、車にあこがれて勤労意欲を上げるような人が少なくないことに根本的な問題がありそうですが。

  4. ZZMG より:

    安くて小さくて面白い、となると日本の税制を考えると軽自動車になっちゃいますね。今のミラかエッセにサイドエアバックをつけて・・・じゃダメなんですかねw
    普通車ならマーチ コレット#にCVTとアイドリングストップ。マイクラC+C特別仕様を半額にするとか。これかなw

  5. デイトナ より:

    新しいVWポロなんか良さそうですね。
    デザインもゴルフより好みです。
    日本に導入されたら売れそうな気がします。

  6. 日本車は量で勝負してほしい より:

    単気筒660ccのハイブリッド軽。ツインスパーク。トルク変動はモーターで1万分の1秒単位で補正する。車重が軽いので電池が少なくて済み、量産が見込めるので、コストダウンを狙う。
    ハイブリッドが世界的に本格普及するのは、プリウスの特許が切れた後だと思います。

  7. lucky より:

    新しい車、自分なら何がいいか考えてみました。
    まずは、生活のバックボーン、家族4人、住まいマンション、駐車場タワー式、年齢45。生活に困らない程度の年収。現在は、ハリヤーHV。
    乗りたい車は、1台目スカイラインクロスオーバー、2台目インプレッサSTi-Aラインかレガシィワゴン、3台目新プリウス、4台目インサイトです。
    来年車検なので、ちょっと真剣に考えてます。
    クロスオーバーが3000cc・2400ccか2000ccターボなら予約したと思います、残念です?!多分3700ccのエンジン余って仕方ないのでしょうね、日産のHVも同排気量・売るきあるのか?疑問です。
    アウディが日本でも売れている理由は環境も意識してるからだと思います。Q5はクロスオーバーより売れてしまうでしょう。
    ルノーから離れた方がいいと思うこのごろです。救世主がジョーカーだった?
    日産ガンバレ!

  8. SLINE より:

    新レガシィシャシー使ったインプレッサ級サイズのワゴンボディにEZ(水平6)ベースのロングストローク水平4発2Lアトキンソン直噴にTHSハイブリッド(出来ればリチウム電池・通勤距離程度のプラグイン)とVTD-AWDを合体
    重量1.45tで非プラグイン時10・15モード30Km/l
    価格はニッケル非プラグインでボトム250万
    なぜもっと安価なラインを提案しないかと言うと、走りとユーティリティを備えた一台所有を前提としたため
    オプションでプリクラクルコンが欲しいですね

  9. samine より:

    「新しい車を」ってのはなかなかハードル高いですね。
    ハイブリッドは結局は「つなぎ」の車なんで「新しく」もないし。軽やミニウ゛ァン以外のモデルは過去の名声でもってるようなものだし。
    日本車メーカーの人たちは創造性をもって、自社がエコ性能に劣っていても軽やミニウ゛ァン以外で消費者に評価される、画期的な「新しい車」を作って欲しいですね。特に近頃よくある外国の市場ばかりみて日本の市場を全く顧ない「日本車」なんかとは大違いの、車好きではない「普通の日本人」が見て触って乗って「これいいな」と思える車を。

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