2008年のF1

2007年シーズン最後となるヘレステストが終了。F1も完全なるストーブリーグ入りした。御存知の通り来年からF1のレギュレーションは大きく変わる。最大のポイントになるの、トラクションコントロール禁止だろう。来シーズンよりアクセルとスロットルを機械的に繋げなければならないのだ。今や市販車すら常識になっている電子制御スロットルを禁じたワケ。しかもエンジン制御コンピューターは全チーム同じモノを使う。モーテックを使うグループNのラリーカーのようなもので、混合比など基本的な特性しか変更出来ないワケ。この措置、コーナリング中のエンジン音が明らかに他チームと違っていたマクラーレンとフェラーリにとって大きなマイナス材料になると思う。しかもドライバーの技量の差も大きく出るに違いない。立ち上がり加速でパワースライドするケースが数多く見られるということです。さてさて。今シーズンを棒に振ったホンダは、フェラーリを率いてきたロス・ブラウンを招聘。勝ちを狙いに行くが、日本人としちゃ微妙な心境である。明らかにダメなシャシをそのまま使うという大失敗こそ無くなる反面、なんか西洋文化に負けたような気がしてならぬ。ここまで来たのだから、もう2年くらいホンダの技術者を起用し戦って欲しかったです。

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