佐藤選手のインディ500優勝は国民栄誉賞級です!

佐藤選手のインディ500優勝は、トンでもないほどの偉業である。私自身、1996年にTBSでインディ500の生中継を頼まれた際、徹底的に取材した。結果、日本人は難しいと感じた次第。そもそも良いチームでないと勝つ権利無く、良いチームでも優先権なければ厳しい。

勝てるチームに入ろうとすれば実績もバックも重要。お金だけじゃ無理です。さらに人気だって無いと皆さん納得出来ない。レース中の駆け引きをする際、これまた人間関係がモノを言う。一番近いのは「競輪」かもしれません。外国人が日本の競輪に出たって勝てないです。

もちろんレースの組み立て&番手争いをする頭の良さや乱気流にモミクチャにされながらコントロールするテクニックや度胸だって必要。佐藤選手も今まで13位が最高位だった。今年は練習走行から良いラップを連発しており、アロンソより常時良い平均速度でしたね。

さてさて。メディアはどのくらいのボリュームでこの偉業を紹介するだろう? アメリカなら国民栄誉賞を取ってもおかしくないほど。私も「ド~ン!」と取り上げたいところながら、一次情報無くメディアが報じたネタをさらに取り上げるという無様なことになるため、これ以上は無理。

多くのメディアも一次情報無く、積極的に取り上げるネタがないと思う。5月26日のカートップで城市兄と山本さん対談で話をした通りになってしまっている。メディア側からすれば、今まで何の情報も流してこなかったのに勝ったら突如持ち上げるのもカッコ悪いですから。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ